中国の軍艦、韓国の管轄海域に昨年260隻侵入

韓国国防部の国防情報本部が調査
空母『ロナルド・レーガン』が釜山に来た日、中国の情報収集艦が東海へ…日本政府が明かす

 中国の軍艦が昨年だけでも韓国の管轄海域に260隻も入り込んでいたことが分かった。中国の軍艦は、韓国の南海と西海に最も多くやって来たが、東海にも多数やって来ていた。中国はこの5年間で海軍兵力を2万5000人増やして26万人に拡大させ、空母と駆逐艦をそれぞれ1隻、16隻増やすなど、海軍力を持続的に増強していることが把握された。中国の「黄海内海化」戦略、海洋国家への変化戦略などによる措置だと解釈されている。

 韓国国防部(省に相当)の国防情報本部が26日、保守系与党「国民の力」所属の林炳憲(イム・ビョンホン)議員に提出した資料によると、昨年1年間に韓国の管轄海域へ侵入して活動した中国の軍艦はおよそ260隻に達した。このうちおよそ160隻は南海、およそ80隻は西海の韓国管轄海域に入り込んだ。東海でもおよそ20隻が捕捉された。

 軍艦が航行中、韓国の管轄海域へ随時入り込むケースが多いことから、侵入回数ではなく侵入した軍艦の数で集計した。管轄海域とは、沿岸国が主権または排他的管轄権を行使する区域で、領海・排他的経済水域(EEZ)などを指す。中国の軍艦は主としてEEZに入り込み、韓国領海の侵犯はなかったことが分かった。なお韓国海軍は、中国の軍艦がEEZに侵入した場合はレーダーで追跡・監視し、領海に接近した際には警告メッセージを送って対応したという。

 国防情報本部の資料によると、中国は「近海防衛」という戦略目標を掲げて海軍の戦闘力増強政策を推進している。中国海軍の兵力は2017年の23万5000人から今年は26万人に増え、空母も2021年に1隻増えて現在は2隻になっている。建造中のものもあり、間もなく3隻になる見込みだ。駆逐艦は2017年の時点で21隻だったが、現在は39隻。

 こうした中、米空母「ロナルド・レーガン」が釜山作戦基地に寄港した今月23日、中国の情報収集艦が東海に侵入していたことが後になって判明した。日本の防衛省統合幕僚監部は「9月23日(金)正午ごろ、海上自衛隊は、対馬(長崎県)の南西約100キロメートルの海域において、同海域を東進する中国海軍ドンディアオ級情報収集艦1隻(艦番号『796』)を確認した」「その後、当該艦艇が対馬海峡を北東進し、日本海へ向けて航行したことを確認した」と発表した。中国艦の出現を受けて、海上自衛隊所属のミサイル艇など3隻が追跡・監視活動を行ったという。中国艦は、26日から29日にかけて行われている韓米合同海上演習関連の情報収集活動を行ったと推定される。

盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者

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