「佐渡島の金山」世界遺産再推薦 韓国政府「既存の約束履行が先」

「佐渡島の金山」世界遺産再推薦 韓国政府「既存の約束履行が先」

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は30日、朝鮮半島出身者が強制労働させられた「佐渡島の金山」(新潟県)を日本が世界文化遺産に再推薦したことを巡り、「軍艦島(長崎県の端島炭坑)の世界文化遺産登録時に行った約束の履行が先」とするこれまでの立場を改めて強調した。

 外交部の当局者は記者団に対し、日本が前日に佐渡島の金山を世界文化遺産に登録するための暫定版推薦書を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に再提出したことに対し「韓国は現在、世界遺産委員国ではないため、アップデートされた情報を持ち合わせていない」とした上で、「日本に対しては佐渡島の金山の登録を推進する前に、2015年に軍艦島が登録された際にした約束の履行が先だという点を繰り返し強調している」と述べた。

 日本は軍艦島を含む「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録の際、強制労働被害者を記憶するための情報センターを設置すると約束したが、いまだにきちんと履行していない。

 この当局者は、タスクフォース(TF、作業部会)を構成して関係官庁と共に対応策を協議しており、これまでに数回会議を開いたと説明した。

 佐渡島の金山の世界文化遺産再推薦が韓日関係改善の流れに影響を及ぼすのではないかとの質問には、「直接的な関連があるとはいえない」とした上で、ユネスコに問題点を提起するなど努力していると述べた。

 予定通りに手続きが進めば、佐渡島の金山は来年の審査を経て24年に世界文化遺産に登録される可能性がある。日本は韓国が24年の世界遺産委員会の委員国になることを懸念しているとされる。

 世界文化遺産は21カ国の委員国からなる世界遺産委員会が決定する。規定上は委員国の3分の2以上の賛成が必要だが、全会一致で決定するのが通例だ。

 24年の世界遺産委員会の委員国選挙は来年11月に行われる予定。韓国政府は既に関連国に支持を要請しているという。

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