合計特殊出生率0.81の 韓国、保育園は毎年1900カ所減っていた

 コロナ禍も保育園の減少に一役買っている。子どもが保育園で新型コロナウイルスに感染するのではないかとの懸念から、家で子どもの世話をする家庭が増えたのだ。コロナウイルスが絶頂期を迎えた2020年の1年間だけで、計3237カ所が閉園した。チ・ソンエ前会長は「コロナの期間に韓国政府で満0-5歳の子どもを持つ家庭に毎月10万-20万ウォン(約1万-2万円)の『家庭養育手当て』を支給したことで、保育園に送る親が減った」と説明する。

 韓国政府は公共の保育園を増やしているが、足りないのが現実だ。福祉部によると、国公立保育園は2017年の3157カ所から21年には5437カ所へと2280カ所増えた。しかし、同期間に民間の保育園は3442カ所、家庭保育園は5765カ所減少した。

 こうした中、韓国政府は来年度の公共保育予算を今年よりも約120億ウォン(約12億円)削減したことが分かった。10月9日、「共に民主党」のチョン・ヘスク議員が福祉部から受け取った資料によると、韓国政府は国公立保育園の設置予算を今年の609億300万ウォン(約60億円)から来年は491億7000万ウォン(約49億円)へと19.3%削減した。保育園の設置予算が600億ウォン(約60億円)を下回ったのは5年ぶりのことだ。従来の保育園の増改築と改修を支援する「保育園の機能補強」事業も、38億5900万ウォン(約3億8000万円)から34億7300万ウォン(約3億4000万円)へと10%減となった。福祉部の関係者は「予算が減ったのは国公立保育園の拡充事業の効率アップを狙ったもの」とし「来年に国公立の保育園数を540カ所増やす予定で、今年拡充した552カ所と比べてほとんど減っていない」と説明している。

アン・ヨン記者

【表】韓国全体の保育園数の推移

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