韓国MBC労組「金宜謙議員が指摘した疑惑を報じないニュース番組…共に民主の失敗は扱いたくないのか」

 共に民主党の金宜謙(キム・ウィギョム)議員が国会の国政監査で自ら提起した「大統領と法務部長官の深夜酒席疑惑」を巡り、与野党が連日攻防を繰り広げる中、特にMBC(文化放送)がこの問題をニュースでほとんど扱わなかったことが分かった。MBC内部では「民主党に不利な報道はしないのか」と指摘する声が上がっている。

【表】共に民主党が抱える「金宜謙リスク」

 これに先立ち、金議員は24日、国会法制司法委員会での国政監査でオンラインメディアからの情報提供だとして、「深夜酒席」疑惑を指摘した。7月19日または20日にソウル・清潭洞の高級カフェで韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官が尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領、イ・セチャン元自由総連盟総裁、キム・アンド・チャン法律事務所弁護士30人余りと酒席を持ったという趣旨の主張だった。

 金議員が疑惑を提起した当日、KBSとSBSは夕方のメーンニュースで一斉に報じた。KBSは「法司委『捜索』巡り激突…『清潭洞酒席』舌戦」、SBSは「民主『報復捜査中断』…韓東勲「秘密資金渡したとすれば重大犯罪』」というタイトルでそれぞれ報道した。しかし、MBCのメーンニュースである「ニュースデスク」では関連する報道がなかった。

 MBCの報道全体を見ても、問題の疑惑提起をニュースで扱ったのは2件程度だった。25日の「2時のニュース外伝」に与野党議員が出演し、討論形式で扱った。そして、26日午前6時放送の「ニューストゥデー」で「酒席攻防エスカレート『法的責任』VS『情報提供確認』」というタイトルで扱っただけだ。

 これに関連し、非民主労総系のMBC労働組合(第3労組)は26日、声明を出し、「日刊紙はもちろん、KBSとSBSも関連内容と波紋について報じたが、MBCニュースデスクは2日連続で無視した」とし、「民主党議員が流行語で言う『クソボール』(サッカーでのミスキックに由来する言葉)を蹴ったことを扱いたくなかったのではないか」と主張した。

 MBC労組は「この事件に巡っては、大統領が普通の飲食店で明け方まで酒席を持ったのかという疑問、韓長官は酒が飲めないこと、キム・アンド・チャンの弁護士30人が一堂に会したのかという疑問、問題の飲食店ががどこだったのかも議論されなかったという点などを挙げ、金議員が免責特権の隠れみのにして、無責任に強引な主張を行ったという批判世論が強いのが事実だ」とし、「まともなメディアならば、論争になった事実をそのまま伝え、視聴者の判断を助けるべきではないか」と指摘した。同時に「立場を変え、与党議員が李在明(イ・ジェミョン)民主党代表の個人的なことについて、非常識で根拠もなく、人を陥れるような主張を行ったならば、MBCは報道したのではないかと尋ねたい」とも主張した。

 MBC労組は「メディアや記者が特定政治家の側に立ち、配慮から失言を隠したり、言葉を補足したりする行為を記者の間で俗称『マッサージしてやる』と言う。金議員の発言が民主党の得にならないとみて、『マッサージ』してやったのではないか」と疑問を呈した。

チェ・ヘスン記者

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  • ▲韓東勲法務部長官と金宜謙・共に民主党議員/朝鮮DB

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