米国「グアムは核心防衛基地」…韓・日・豪との4か国協力を強調

グアムが攻撃されれば米本土への攻撃とみなす

同盟国との「統合抑止」の協力を強調

韓国には費用と役割の拡大を要求する見通し

 米国のバイデン政権は27日(現地時間)に公表した「国家防衛戦略(NDS)」に関する報告書で、韓国、米国、日本、オーストラリアによる四角協力の構図に基づく「統合抑止」を強調した。北朝鮮、中国、ロシアなど敵性国家の脅威に対抗するにはインド・太平洋地域の同盟国との情報共有や対話を通じた一致した対応が必要という意味で、今後の中国やロシアとの対立で米国は韓国に対してより積極的な役割を求めてくることも考えられる。

 報告書は「米国は複雑かつ互いに連結された挑戦に一国では対抗できない」とした上で「インド・太平洋地域の安全保障環境に合わせ、同盟国やパートナー国との従来の抑止力を拡大・強化する必要がある」「集団的な地域の安全保障を強化し、(米国が)韓国、日本、オーストラリアなどと構築してきた拡張抑止協議体やその他の機構を通じ、協議を強化できる機会を見いださねばならない」「韓米日3カ国あるいはこれにオーストラリアを含む4カ国による情報共有や協議も重要」などと指摘した。報告書はさらに「これには政府高官による定期的な会談や危機管理のための定期的な対応の点検なども含まれる」とも付け加えた。

 これについてワシントンの外交筋は「敵性国家に対する同盟国の軍事的対応を強調した部分であり、今後(韓国も)米国から北朝鮮問題だけでなく中国が関係する事案にも積極的な対応が求められる可能性が高そうだ」との見方を示した。米国が韓国に対してより多くの役割と費用を求めるかもしれないということだ。米国がインド・太平洋戦略を効率的に遂行するために構築した米国、日本、オーストラリア、インドの4カ国連合体「クアッド」に韓国が直接・間接に参加する可能性がさらに高まったとも言える。

 このような米国の戦略に従い韓国、日本、オーストラリアの間に位置する米国領グアムが新たに注目を集めている。米国は今回発表した「ミサイル防衛見直し(MDR)」の中で、ソウルから約3000キロ離れたグアムを「米本土防衛の核心地域」として「グアムは自由で開かれたインド・太平洋地域を維持する米国の努力に必須の運営基地であり、輸送の拠点」と明確にし、グアムの地政学的な重要性に言及した。「いかなる敵でもグアムやそれ以外の米国領を攻撃した場合、それは米国への直接的な攻撃と見なし、相応の対応に直面するだろう」とも強調し警告した。米国は今年6月に「死の白鳥」と呼ばれる戦略爆撃機B1Bランサー4機をグアムのアンダーソン空軍基地に配備するなど、韓半島有事の際に、沖縄の米軍基地はもちろん、グアムからも直ちに出撃可能な態勢を強化したことが伝えられている。

ワシントン=イ・ミンソク特派員

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