29日夜にハロウィーンを前に混雑するソウル市竜山区の繁華街・梨泰院で発生した雑踏事故を各国メディアも相次いで大きく報じているが、その中には「韓国ではハロウィーンの文化が変容している」との指摘もあった。
米ウォールストリート・ジャーナルは29日(現地時間)、梨泰院で発生した今回の事故について詳しく報じた上で「韓国のハロウィーンは子どもたちがキャンディをもらう日ではない」「ここ数年で20代を中心にコスチュームを着てクラブに行くイベントとして定着した」と伝えた。
同紙は「梨泰院地域は数年前まで在韓米軍が駐留していたため、世界各国の料理が出されるバー、クラブ、レストランが立ち並んでいる」「事故前にはソウル中心部のこの場所には約10万人が押し寄せると予想されていた」と説明した。
同紙はさらに「営業時間制限やマスク着用義務化など、コロナ関連の規制が解除されてから最初のハロウィーンのため、これまで以上に多くの人がやって来た」「韓国のハロウィーン悪夢は最大の悲劇の一つであり、全世界で哀悼の意を表している」とも付け加えた。
ムン・ジヨン記者