梨泰院雑踏事故:韓国警察、竜山署・竜山区庁など8カ所捜索

梨泰院雑踏事故:韓国警察、竜山署・竜山区庁など8カ所捜索

 「梨泰院雑踏事故」当時のずさんな対応に関する捜査に着手した韓国警察の特別捜査本部は2日、ソウル地方警察庁の112番通報を受け付ける治安総合状況室と情報課、竜山警察署、竜山区庁、ソウル市消防災難本部など8カ所を捜索し、先月29日の事故当日の対応に関する資料を押収した。特別捜査本部はソウル地方警察庁の治安総合状況室だけで30人を投入し、事故当日の112番通報の内容や通話録音などを確保した。

【写真】梨泰院雑踏事故に関連して竜山区庁を家宅捜索

 捜索に先立ち、特別捜査本部は業務上過失致死容疑で令状の交付を受けたという。当時の指揮官と勤務者による措置が不適切だったとすれば、同容疑を適用できると判断した。捜査関係者は「現在は業務上過失疑惑で捜査中だが、捜査結果によっては、職務怠慢などの容疑などが追加されることもありうる」と話した。

 元部長判事の弁護士は「事前に人出がどれほど集中するか予測でき、当日の112番通報と監視カメラなどでリアルタイムで状況の深刻さを把握できたにもかかわらず、指揮系統にいる警察が適切な措置を取らなかったとすれば業務上過失と判断できる余地が十分にある」と話した。

 ただ、職務怠慢容疑の適用には懐疑的な見解もある。法律専門家は「公務員が正当な理由なく職務遂行を拒否したか、意図的に職務を行わなかったのでなければ、職務怠慢での処罰が難しいのではないか」とし「公務員が怠慢、錯覚などで職務を疎かにした場合には、職務怠慢は成立しないというのが大法院での判例だ」と指摘した。

 今回の特別捜査本部による捜査について「警察のお手盛り捜査ではないか」という指摘も出ている。韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官は同日、「検察捜査権完全剥奪により、検察は大事故の捜査ができない」と述べた。検察は警察官の業務上過失や職務怠慢疑惑だけを切り離して捜査することは可能だが、大検察庁は非現実的と判断したとされる。

 一方、市民団体は1日、李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官と尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長らを職務怠慢の疑いで高位公職者犯罪捜査処(公捜処)に告発した。長官級と警務官以上の警察幹部は公捜処の捜査対象となる。

金秀瓊(キム・スギョン)記者、兪鍾軒(ユ・ジョンホン)記者

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