【11月15日付社説】大統領専用機からの転落を祈願、犠牲者名簿を一方的に公開…もはや病的といえる行動の数々

 キリスト教「大韓聖公会」の神父1人が14日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の東アジア首脳会議での発言を紹介し、「大統領専用機が墜落するよう願ってやまない」とソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿した。この神父は「全国民が『墜落のための念願』を集めてくれればと思う。私たちが同時に良心を集めれば、天の星座も動くのではないだろうか」と投稿した。別の天主教(カトリック)神父も尹大統領夫妻が専用機から転落する合成写真を載せ、「機体の欠陥による単なる事故に過ぎない 誰のせいでもない」「祈ります~祈ります~」と書いた。一般人でも口にしてはならない「のろい」の言葉を聖職者と呼ばれる人々が公の場で口にしたのだ。政争に身を置き正気を失った人々が神父の服を着て歩いている。

 野党・共に民主党は尹大統領の海外訪問も梨泰院雑踏事故と結び付けて攻撃する。金建希(キム・ゴンヒ)夫人がカンボジアで心臓病を患う現地の子どもを見舞ったことに関連して、同党の副報道官は自身のフェイスブックに遺体の写真を載せ、「大韓民国の青年たちが圧死したのに、大統領夫人と呼ばれる人がこれでいいのでしょうか」と書いた。金建希夫人のこの日程をめぐり、同党最高委員は「金建希夫人の『貧困ポルノ(同情を集めるため過度に貧しさを強調した写真の意)』グラビア撮影」と述べた。過去の大統領夫人の中に、恵まれない人々に会いに行かなかった人はいない。行き過ぎた発言に、共に民主党内からも「金建希夫人に対するストーカー行為はやめるべきだ」という声が上がっているほどだ。

 また、梨泰院事故犠牲者の名簿が14日、あるインターネット・メディアによって遺族の同意を得ずに一方的に公開された。元「盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団」理事長の柳時敏(ユ・シミン)氏らが執筆陣として名を連ねているというこのメディアは「ご遺族に同意を求められなかった点についてはご了解を求める」と遺族の同意がなかったことを認めた。犠牲者たちの名前を第三者が勝手に公開しているのだ。それも犠牲者たちのためではなく、自分たちの政争に必要な道具として使うためだ。同意のない個人情報公開は違法であるという事実もお構いなしだ。このため、野党・正義党も反対した。ただ共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表だけが公開を要求した。すると、共に民主党に近い人々が属するメディアも公開した。彼らは事実ではないことが明らかになっている「清潭洞酒席」疑惑を取りざたした動画共有サイト「ユーチューブ」のチャンネルとも名簿公開で協力したという。事故を政治に利用するにもほどがある。常識と程度を超えた災害の政略化は、結局は逆効果となるだろう。

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