カタールW杯:英ラクダ「カミラ」予想的中、エクアドルが勝利

 ワールドカップのたびに登場する占い動物が2022カタール・ワールドカップでも注目を集めている。らくだだ。史上初めて中東で開催されるサッカー・ワールドカップらしく砂漠の動物が初めて挑戦状を出した。

 英国のタイムズとスペインのマルカは20日(現地時間)、英メルトン・モーブレーに住むらくだ「カミラ」がワールドカップ開幕戦のカタールとエクアドルとの試合で「エクアドルが勝つ」と予想した。カミラは両国の国旗が設置されたイーゼルのうちエクアドルを選んだが、その選択どおりエクアドルは「開催国最初の試合無敗」のジンクスを破りカタールに2-0で完勝した。カミラは第2試合のイングランドとイランとの試合ではイングランドを選んだ。

 ワールドカップの結果を占う動物の元祖は、2010年の南アフリカ大会でスペインの優勝を含む8試合の結果を立て続けに当てたたこの「パウロ」だ。パウロはドイツのオーバーハウゼン水族館で飼育されていたたこで、試合前に両チームの国旗が描かれたガラスの箱に入ったムール貝のどちらか一つを食べさせるやり方で勝者を選んだ。パウロは的中率100%を記録し、同年10月に2歳でこの世を去った。

 パウロが世界のサッカーファンの間でスターとなったため、2014年のブラジル大会からは各国の動物たちがパウロの後継者として名乗りを上げたが、いずれも的中率は低かった。2018年のロシア大会では2016年の英国ブレグジット(欧州連合離脱)国民投票の結果や米トランプ大統領の当選などを予測し有名となった英国の豚「ミスティック・マーカス」が注目を集めたが、その際ベスト4に選んだベルギー、アルゼンチン、ナイジェリア、ウルグアイのうちベルギーしか準決勝に進まなかったことから「気力を尽くした」と評価された。その一方でロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に住む猫「アキレス」がロシアの開幕戦勝利を含む4試合連続で勝敗を当てるなど神通力を発揮した。

キム・ウンギョン記者

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