梨泰院雑踏事故:責任者9人を一斉に立件、被疑者17人に

梨泰院雑踏事故:責任者9人を一斉に立件、被疑者17人に

 梨泰院雑踏事故の原因と不十分な対応を巡る疑惑を捜査している警察庁特別捜査本部は23日、警察、消防、竜山区庁の職員、地下鉄梨泰院駅長ら9人を被疑者として立件したことを明らかにした。これにより、被疑者は17人に増えた。特別捜査本部は早ければ来週にも容疑が立証された被疑者の逮捕状を請求する方針だ。

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 特別捜査本部によると、警察ではハロウィーン期間の人出に危険性があるという内容の報告書を事故後に削除した疑惑に関連し、朴成ミン(パク・ソンミン)元ソウル地方警察庁公共安寧情報外事部長(警務官=警視長に相当)が証拠隠滅教唆、竜山警察署情報課職員が証拠隠滅の疑いで立件された。

 また、事故前後に現場の指揮を執っていた竜山警察署の元112番(日本の110番に相当)状況室長(警正=警視に相当)と竜山消防署の現場指揮チーム長も適切な対処ができなかった業務上過失致死傷の疑いで立件された。特別捜査本部のキム・ドンウク報道官は「事故発生後、十分に適切な救護措置によって被害を軽減できたゴールデンタイムを逃した部分があるとみている」と述べた。

 また、ソウル地方警察庁状況室の責任者で、当時柳美真(リュ・ミジン)状況担当官に報告義務があった元ソウル地方警察庁状況チーム長(警正)も同じ容疑で立件された。報告を速やかに行わず、警察の対処が遅れる理由となったためだ。

 ソウル交通公社に所属する地下鉄梨泰院駅長も立件された。梨泰院駅に普段よりも多くの乗客が集まったにもかかわらず、無停車通過などの措置を取らず、被害を拡大させた容疑だ。事故当日、梨泰院駅の利用客は13万131人で、コロナ以前の2019年ハロウィーン前の土曜日を3万4000人上回った。キム報道官は「地下鉄駅長は乗客が改札口をカードで通過するたびに(人数を)リアルタイムで確認できる。一定数以上が集中すればソウル交通公社管制センターに無停車通過を要請できる権限がある」とした。しかし、当時は梨泰院駅の無停車通過は実施されなかった。ソウル交通公社関係者は「当時は無停車通過の要件を満たさなかったと理解している」と話した。

 そのほか、竜山区庁でもユ・スンジェ副区庁長、安全建設交通局長、災難安全課長など3人が追加で被疑者として立件された。特別捜査本部は区庁レベルで立てるべき適切な安全対策計画と事故処理過程が不十分だったと判断した。

李海仁(イ・ヘイン)記者

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