北朝鮮でのW杯録画放送 米国と日本に続き韓国初戦も扱わず

北朝鮮でのW杯録画放送 米国と日本に続き韓国初戦も扱わず

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央テレビが25日、サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の録画放送で、韓国代表の初戦だった前日のウルグアイ戦の放送を予定していないことが分かった。北朝鮮は朝鮮半島情勢を巡り反発する米国、日本の各初戦も一切放送しなかった。

 韓国―ウルグアイ戦は24日午後10時(日本時間)から行われた。朝鮮中央テレビはこの試合の前後にあったスイス―カメルーン戦とポルトガル―ガーナ戦は放送する予定だ。

 北朝鮮ではカタール大会を生中継せず、一つの試合の録画映像を1時間程度に編集して放送している。22日以降、毎日午前11時ごろと午後4時ごろ、午後9時ごろの三つの放送枠をW杯に充てている。現地では毎日4試合行われる。北朝鮮は22日の米国―ウェールズ、23日のドイツ―日本の両試合を放送しなかった。

 過去のW杯をみると、北朝鮮は2018年のロシア大会と14年のブラジル大会でも韓国と米国、日本の試合を一度も放送していない。

 それ以前の大会では部分的に放送した。02年の韓日大会の場合、決勝トーナメントに進出した韓国、日本、米国の試合のうち一部を放送した。韓国での大会開催事実を伝えたのは後日のラジオで、大会終了間際に起きた韓国と北朝鮮による銃撃戦、第2延坪海戦について論評した時だった。

 06年のドイツ大会でも韓国の試合の一部を放送した。北朝鮮による10年の韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件から数カ月後に開催された南アフリカ大会では、韓国の1次リーグと、決勝トーナメントに進出した韓国、米国、日本の試合をすべて放送した。

 韓国・北韓大学院大の李宇栄(イ・ウヨン)教授は北朝鮮のこうした放送の仕方に関し「根本的には大きな枠組みでの南北関係」が重視されているとしながらも、北朝鮮が放映権をどう確保したかも影響を与えた可能性があると分析した。南北関係が良好な時は直接交渉により韓国から放映権を得たこともあったという。その場合は韓国の試合も放送せざるを得なかったとの見解だ。

 今大会は、国際サッカー連盟(FIFA)が韓国の地上波放送局3局から朝鮮半島での放映権を譲り受けることで北朝鮮でも放送が可能になった。

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