ハワイが首位陥落…「日本人が年末に旅行したい都市」1位になったのは

 韓国が日本人旅行客の人気旅行地として浮上している。 ソウルが米国ハワイのホノルルを抜き、11年ぶりにトップとなったほか、釜山も4位に入るなど、韓国の都市が人気を集めている。

 日本の旅行業界大手エイチ・アイ・エスが25日発表した「年末年始海外旅行予約動向」によると、海外旅行予約者数ランキングで昨年4位だったソウルが1位となった。昨年までトップだったハワイのホノルルは2位となった。1位が入れ替わるのもソウルが1位となるのも2011年以来11年ぶりのことだ。

 調査対象は同社で12月24日から来年1月3日までの期間の旅行を申し込んだ人。3位は昨年と同じバンコク。4位には釜山が圏外から一気にランクインした。以下、グアム、シンガポール、台北、マニラ、パリ、ホーチミンの順となっている。

 10位以内にランクされた都市は大半がアジアだった。航空券の燃油サーチャージ上昇と記録的な円安などで短距離の旅行先が人気を集めているとみられる。

 同社は「ソウル行きの顧客の約7割が女性で、10代後半から20代の若年層が約4割とけん引している。ドラマや音楽などポップカルチャーの人気が引き続き高く、さらに韓国政府による入国規制緩和に伴い、日韓路線の増便やコロナ禍により運休していた地方空港を含む路線・格安航空会社(LCC)の運航再開などで、行きやすくかつ価格が手ごろな旅先として選ばれている」と指摘した。

 同社を通じた年末年始の海外旅行予約は、コロナ前の2019年と比べると2割程度にとどまるが、前年同期に比べれば約19倍に増えている。

 同社はコロナ前に人気が高かった台湾について、「今後水際対策が緩和されれば韓国同様に急激な回復も見込まれる」と予想した。

 韓国政府は11月1日から日本、台湾など8カ国・地域に対するビザなし入国を再開した。最近日本・台湾・マカオが外国人観光客のビザなし入国と個人の自由旅行を認めたことに伴う措置だ。韓国政府はそれまで新型コロナウイルス感染症の海外からの流入阻止目的と相互主義により、韓国国民に対するビザなし入国を禁止した91カ国を対象に20年4月からビザなし入国を中断していた。

キム・ジャア記者

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