カタールW杯:無線機で指示もできない韓国ベント監督、ポルトガル戦は観客席で観戦

カタールW杯:無線機で指示もできない韓国ベント監督、ポルトガル戦は観客席で観戦

 パウロ・ベント韓国代表監督は28日、2022国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ(W杯)カタール大会グループリーグH組第2戦、ガーナとの試合に2-3で負けた直後、ベンチからグラウンドに駆け寄った。韓国がコーナーキックを得たのに、そのまま試合を終わらせたことに対し、主審に抗議しに行ったのだ。コーナーキックの位置を指でさし、熱弁するベント監督に向かって、主審はレッドカードを出した。セルジオ・コスタ・ヘッドコーチは当時の状況について、「不適切な発言はなかった」「十分可能な正当な抗議だったが、退場になった」と語った。

 W杯の舞台でレッドカードを出された初の監督となったベント監督は、国際サッカー連盟(FIFA)の規定により来月3日午前0時からポルトガルと行われる第3戦でベンチに入れなくなる。監督が試合中に選手を呼んで指示することが大きな効果を生む時もあるが、それができなくなったのだ。

 これだけでなく、試合前やハーフタイムにロッカールームで選手たちを励ますこともできないし、試合中に観客席に座って無線で指示するなど試合にかかわることは一切できなくなる。ベント監督はVIP席で試合を見なければならない。同監督は29日の記者会見で「私も人間なのでこんな姿を見せてしまった。選手たちに申し訳ない」と言いながらも、「我々は自ら何をすべきか全部分かっている。だから(私がいなくても)誰もが最適な状況で出ることができると思う。きちんと準備する」と話した。

 ベント監督はポルトガルのリスボン出身だ。ポルトガルで選手・監督として活躍した。2002年の韓日共催W杯の時は選手として韓国と対戦した。こうした因縁で、ポルトガルとの第3戦に多くの関心が集まっていた。ベント監督はこれまで「私はポルトガルで生まれたポルトガル人だ。しかし、今は韓国の指導者だ。韓国のために最善を尽くす」と述べてきた。同じくポルトガル出身でベントの代わりにグラウンドで選手たちを指揮することになったセルジオ・コスタ・コーチは「魂を入れ替える」と勝ちを譲ることのできない総力戦を誓った。

ドーハ=イ・ヨンビン記者

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