北朝鮮がW杯の韓国対ブラジル戦を録画放送 孫興ミンにも言及

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央テレビは7日夜、前日行われたサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦の韓国対ブラジル戦を録画放送した。

 朝鮮中央テレビは韓国のフォーメーションを説明しながら、孫興ミン(ソン・フンミン)を「主将選手」と紹介し、孫がブラジルの主将チアゴシウバなどと握手し、対話する様子もそのまま放送した。

 北朝鮮が韓国の試合を中継したり、韓国選手にスポットを当てたりするのは極めて異例。これまで孫について言及したのは、孫がドイツ・ハンブルガーSVに所属していた2012年9月にドルトムントとの試合を放送したときで、フルネームではなく「孫」と呼んだだけだった。

 朝鮮中央テレビは試合が始まってからも孫をはじめ韓国選手のキャリアや動きなどを敵対的な表現を使わずに比較的偏りなく伝えた。

 前半戦については、4失点を喫した韓国が攻撃を続けるもブラジルの守備に阻まれ思うように試合を展開できずにいると解説。また、後半戦で韓国が白昇浩(ペク・スンホ)のゴールで1点を返した場面はハイライト映像として流した。

 北朝鮮はW杯に出場していないが、試合の一部をテレビで放送している。国際サッカー連盟(FIFA)が韓国の地上波放送局3局(SBS、KBS、MBC)から朝鮮半島での放映権を譲り受け、北朝鮮の住民が視聴できるようにした。ただ、韓国の試合は放送せず、ほかの国の試合を放送するときも観客席の太極旗(韓国国旗)や韓国・現代自動車の広告が見えないよう加工するほどだった。

 しかし、韓国対ブラジル戦はほぼ編集せずに放送し、現代の広告も編集されなかった。朝鮮労働党宣伝扇動部が放送の内容や形式まで指揮するため、北朝鮮指導部の意向が反映されたとみられるが、韓国がベスト8進出を逃しており、韓国が負けた試合を放送しない理由はないと判断したようだ。

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