韓国外相と会談した中国外相が米IRAを批判「米国はルールの破壊者」

韓国外相と中国外相が遠隔で75分間会談
「習主席の来韓など首脳同士の交流と意思疎通」で一致

 韓国外交部(省に相当、以下同じ)の朴振(パク・チン)長官と中国の王毅・外相は12日に遠隔で外相会談を行い「航空便の増便、人的交流、文化コンテンツの活性化など目に見える成果を出すため積極的に協力する」との点で一致した。朴長官は北朝鮮の核・ミサイル挑発について「追加の挑発や核実験を自制させることが韓中両国にとって共通の利益だ」との考えを示し、これに対して王毅・外相は「韓半島問題では建設的な役割を果たしたい」と応じた。韓国外交部が伝えた。

 韓国外交部はこの日、朴長官と王毅・外相が約75分にわたり遠隔で外相会談を行い、韓中関係や韓半島問題などについて意見交換したことを明らかにした。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領就任後、先月初めて韓中首脳会談が行われたが、これについて両外相は「新たな韓中協力の時代を開く重要な里程標になった」「習主席の来韓など、首脳間交流のモメンタム(勢い)が続くよう意思疎通を続ける」などの点でも一致したという。会談では尹大統領と習主席との間で合意した外交・国防次官による「2プラス2対話」に加え、「1.5トラック(半民半官)対話」を早期に推進することも議論された。

 朴長官は北朝鮮が今年に入って過去最多となる弾道ミサイルを発射したことに懸念を示した上で「北朝鮮による7回目の核実験など追加の挑発を自制し、非核化に向けた対話の道に出てこさせるための協力がこれまで以上に必要な時期だ」との考えを伝えた。また両外相は「サプライチェーンに関する意思疎通と航空便の増便、人的交流の拡大および文化コンテンツ交流を活性化するなど、さまざまな分野で成果を出すため積極的に協力する」との点でも一致した。いわゆる「限韓令(韓流制限令)」が過去6年にわたり韓中交流の障害となったため、その解除に向けた期待が高まることも予想されている。

 王毅・外相は米国議会で成立した「インフレ削減法(IRA)」について「米国は国際的なルールの建設者ではなく破壊者であることが改めて立証された」「各国は当然のことながら世界化に逆行する古い思考と一方的な覇権の動きに対抗しなければならない」と主張した。中国外交部が伝えた。IRAが韓国や中国などの正統な権益を害していることを強調した形だ。韓国の面前で中国は韓国の同盟国である米国を名指しして批判したのだ。2国間会談で第三国を直接批判することは異例で、中国は韓国と米国を仲違いさせようとしているようだ。

キム・ウンジュン記者

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  • ▲韓国外交部(省に相当)の朴振(パク・チン)長官と中国の王毅・外相/韓国外交部

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