カタールW杯:韓国代表選手から日本代表への称賛続々…どれだけ違うのか

 【NEWSIS】サッカー韓国代表たちが相次いで日本のサッカーを高く評価する発言をしている。2022国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ(W杯)カタール大会でそろって決勝トーナメント1回戦で敗退したものの、プレーした当の選手たちは韓日間の実力差を感じ、認めたものと受け止められている。

 韓国代表チームのDFの柱であるキム・ミンジェ(26)は15日、所属チームSSCナポリの練習に合流するため韓国を出発する前、仁川国際空港で日本のサッカーを評価した。

 キム・ミンジェは今大会について「欧州組が多い日本代表チームがうらやましかった」と語った。

 今大会で日本代表最終メンバー26人のうち欧州組は19人だった。一方、韓国代表のうち欧州組は8人だった。

 日本がグループリーグでドイツに2-1で勝った時、ゴールを決めた堂安律と浅野拓磨は2人ともドイツのプロサッカーリーグでプレーしている。グループリーグのスペイン戦で2-1となる逆転決勝ゴールを決めた田中碧も独デュッセルドルフ所属だ。

 キム・ミンジェはKリーグのチームが選手たちの欧州進出を妨げていると指摘した。欧州のチームが選手の移籍をオファーしても、Kリーグのチームが高い移籍料を要求して妨げている、というのがキム・ミンジェの指摘だ。

 キム・ミンジェの発言より前に、韓国代表MFの中心選手である黄仁範(ファン・インボム、26)も日本のサッカーを高く評価した。

 黄仁範は6日、今大会でブラジルとの決勝トーナメント1回戦を終えた後、記者らに「日本に比べてサッカーの環境が劣悪だ」「韓国のサッカーはかなり変わらなければならない」と苦言を呈した。

 黄仁範は欧州リーグに日本の選手たちが数多く進出している点を挙げ、大韓サッカー協会やKリーグのチームが選手たちの欧州進出に消極的であることを遠回しに指摘した。

 兵役の義務のほか、日本のJリーグに比べて高い移籍料などが障害になっていると言われている。

 Jリーグのチームに比べて稼ぎが少ないKリーグのチームは、選手を移籍させる際に移籍料を日本より多く取り、チーム運営に使おうとする。そのため、欧州のチームは移籍料が少ない日本の選手の方に目を向けるしかない。

 韓国代表たちがこのような状況を批判している中、Kリーグのチームの姿勢が変わるのか、注目される。

 このため、グループリーグのガーナ戦で2ゴールを決めて一躍スターになったチョ・ギュソンが欧州リーグに進出する過程で、所属チームの全北現代がどのような姿勢を見せるのかに関心が寄せられている。

パク・テロ記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲キム・ミンジェ(写真=NEWSIS)
  • カタールW杯:韓国代表選手から日本代表への称賛続々…どれだけ違うのか

right

あわせて読みたい