韓国中年男性の孤独死に米CNNも注目「毎年数千人がgodoksa」

 米CNN放送が18日(現地時間)、韓国の中年男性の孤独死問題を特集して報道した。

 CNNでは孤独死の意味を説明した上で、韓国語の発音(孤独死=コドクサ)をそのまま表記した「godoksa」という表現を使った。

 CNNは「韓国には問題がある。毎年、孤独な中年数千人がたった一人で死んでいる」「死亡しても数日あるいは数週間後に発見されるケースが珍しくない」とも伝えた。

 さらに、昨年は韓国における孤独死の件数が大幅に増え、男性の孤独死件数の方が女性よりも5.3倍多かったという韓国保健福祉部の実態調査結果も紹介した。

 保健福祉部は初めて孤独死の実態調査を実施し、今月14日に発表した。この資料を見ると、2017-2021年の韓国国内における孤独死した人の数は2412人→3048人→2949人→3279人→3378人と増加している。年齢層では50代が最も多く、次いで60代、40代、70代の順だった。「50-60代男性」の孤独死はこの5年間で45-52%を占め、ほかの年齢層と比べて断然割合が高かった。

 CNNは韓国の孤独死の事例を挙げる際、ほとんどが「チョクパン(1人が寝起きできるくらいの小部屋)」が並ぶ集合住宅や「半地下(パンジハ)」で暮らしていたとして、チョクパンを「jjokbang」、半地下を「banjiha」と表記した。

 CNNは昨年4月に韓国で施行された「孤独死予防および管理に関する法律(孤独死予防法)」にも言及し、これまでに打ち出された対策の中で最も全面的な対策だと評価した。

キム・ミョンイル記者

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  • ▲寒波が続く16日午後、ソウル市永登浦区内にある「チョクパン(1人が寝起きできるくらいの小部屋)」が並ぶ集合住宅にはつららがぶら下がっていた。写真=NEWSIS

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