旧日本軍の慰安婦被害者が死去 存命10人に=韓国

【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の韓国人慰安婦被害者、李玉善(イ・オクソン)さんが26日、死去した。韓国政府が認定した240人の慰安婦被害者のうち、存命者は10人に減った。

 李さんは1928年生まれ。42年、日本軍に強制的に連れて行かれた。韓国に戻った後、被害事実を証言する活動を行った。慰安婦被害者が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)で暮らしていた。

 李さんの死去を受け、金賢淑(キム・ヒョンスク)女性家族部長官は哀悼の意を表した。李さんが生前、慰安婦問題の解決を誰より熱望していたとし、「女性家族部は被害者の方々が安らかに余生を送れるようきめ細かく支援する一方、被害者の名誉と尊厳の回復に引き続き努力する」と述べた。

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