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状況が尋常ではないということで、韓国政府は今日、緊急対策を発表しました。これまでに発表されたほかの国々の対策に比べ最も厳しいものです。1月末までは中国人観光客の入国を阻み、中国から入ってくる入国者は必ずPCR検査を受けなければなりません。
より詳しい政府の発表内容はパク・チェフン記者がお伝えします。
【TV朝鮮ニュース動画】韓国、世界一厳しい対中防疫措置…「観光客は原則阻止・入国者はPCR必須」
(記者リポート)
2020年初めとは違い、政府は今回、中国人の入国を大幅に制限することにしました。
(池栄美〈チ・ヨンミ〉/疾病管理庁長)
「2020年も中国の影響を真っ先に強く受けた状況だったので、韓国は先制的に…」
防疫当局は来月2日から31日まで中国人に対する短期ビザの発行を制限し、観光目的の入国を阻むことにしました。
ただし、外交目的や人道主義上の訪問は例外的に認められます。
中国からの飛行機は仁川国際空港のみ着陸可能で、予定されていた韓中間の航空便増便も延期することにしました。入国前後の新型コロナ検査も義務付けられます。
韓国人と長期滞在の外国人は保健所で検査を受けますが、短期滞在の外国人は空港で検査を受け、結果が出るまで隔離されます。
陽性なら七日間隔離されます。
(キム・ジュヨン/中央事故収拾本部医療資源支援チーム長)
「一日平均100-300人までと我々は今、予想をしていて、支障なく隔離・入所できるように…」
中国国内で新たな変異株が発生した場合はさらに厳しい措置を打ち出すことも予告しました。
(韓悳洙〈ハン・ドクス〉/首相)
「新たな変異株の発生など、状況が悪化すれば、さらに厳しい措置が取れるように準備します」
中国人の風邪薬買い占めに備え、買い占めをした人物と販売者の双方を処罰し、1人当たりの販売数量も制限する方針です。
テレビ朝鮮、パク・チェフンでした。
(2022年12月30日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版