文前大統領、愛犬抱いて初日の出を迎える…インスタに写真アップ

　文在寅（ムン・ジェイン）前大統領が１日、愛犬「トリ」を抱いて初日の出を迎える写真を写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）「インスタグラム」に投稿した。北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）総書記からプレゼントされ、青瓦台（大統領府）で飼っていた北朝鮮原産の豊山犬「ソンガンイ」と「コミ」のつがいを昨年、韓国政府に返して物議を醸した文前大統領だが、トリを抱いている写真を投稿したのは、これに関連する政界の騒動を気にしていないことを示そうとしたものだとの解釈もある。

【写真】文前大統領夫妻が愛犬トリと共に、初日の出をバックに撮った写真（文前大統領のインスタグラムより）

　文前大統領は同日、インスタグラムの自身のアカウントに私邸のある慶尚南道梁山市下北面平山村で迎えた初日の出を背景に、金正淑夫人や愛犬トリと一緒の写真を掲載し、「明けましておめでとうございます」という文を投稿した。文前大統領がトリを抱いて海を眺めている後ろ姿の写真も掲載された。

　文前大統領は飼育費用問題などを理由に、北朝鮮から贈られた「ソンガンイ」と「コミ」を韓国政府に返して騒動になった。2018年9月の南北首脳会談後、金正恩総書記からプレゼントされた2匹を昨年、韓国政府に返還したが、この2匹は慶北大学動物病院に移された後、光州市北区の牛峙動物園に先月引き取られた。このため、一部からは「本当に愛犬家なのか」と批判の声が上がっていた。

朴国熙（パク・ククヒ）記者