WBC:韓国、カギは豪州戦での「圧倒的勝利」…2戦目はB組最強の日本と対戦

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【NEWSIS】今年3月に開催される野球の国別対抗戦「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」。韓国代表の成績は、オーストラリア戦に懸かっているといっても過言ではない。

 韓国代表を率いるイ・ガンチョル監督は9日、オーストラリアでの4日間の視察を終えて韓国に帰国した。

 イ監督は、オーストラリア・リーグのレベルについて「KBO(韓国プロ野球)リーグより低い」としながらも、上位レベルの選手は非常に優れていると評価した。特に、強打者や球速150キロの投手には警戒心を示した。

 第3、第4回大会と2大会連続で1次ラウンド敗退を喫した韓国は、今大会で名誉挽回を狙う。しかしタフな日程が待ち構えている。

 韓国は3月9日、東京ドームで1次ラウンド初戦のオーストラリア戦に臨む。

 イ監督は、いい投手を全員投入してでもオーストラリア戦でとにかく1勝を挙げると意気込みを見せている。しかしオーストラリア戦は、ただの勝利ではなく、投手を温存させられる「圧倒的な勝利」が必要だ。

 韓国は3月9日にオーストラリア戦、10日に日本戦、12日にチェコ戦、13日に中国戦に臨む。韓国はプールBの1位か2位で準々決勝ラウンドに勝ち上がり、ベスト4進出を狙う。

 プールBで戦力が最強なのは日本だ。日本は大谷翔平、ダルビッシュ有、鈴木誠也といったメジャー組に加え、日本プロ野球のトップクラスの選手らを集め、優勝を狙う。

 これまでのWBCで韓国と日本の対戦成績は4勝4敗となっているが、全体的な戦力を見ると韓国の方が格下なのは明らかだ。

 日本と好勝負を繰り広げるためには、オーストラリア戦でいい投手を出来る限り温存して勝つ必要がある。

 イ監督は「オーストラリア戦にはコンディションのいい選手を中心に出場させる。結論を言えば、打つことが重要。2、3点差の戦いだと考えると、3点以上取ることが最も重要になる」と述べた。

 打線が序盤で爆発すれば問題ないのだが、不慣れな投手はそう簡単には攻略できない。早い段階で弱点を見抜く必要がある。

 韓日戦も重要だ。オーストラリア戦と同様に日本戦が重要な理由は、プールAで最強といわれるキューバを避けたいからだ。韓国がプールBで2位になれば、準々決勝でキューバと当たる可能性が高い。そうなると準決勝進出が厳しくなってくる。

 イ監督は「オーストラリアに勝てば、日本戦で面白い試合ができるだろう」と話した。

 プールAはキューバ以外も難敵ぞろいだ。キューバ、台湾、オランダ、イタリア、パナマの5チームが争う。台湾は国際大会で韓国を何度も苦しめており、オランダは第3、第4回大会で韓国を破っている。

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