共に民主党、軍服姿で韓国軍部隊を訪問した尹大統領夫人を批判→文前大統領夫人も着ていた

元国家情報院長「大統領夫人の軍服姿、見たことない」
文前大統領夫人「アーク部隊」訪問などで軍服着用

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と共にアラブ首長国連邦(UAE)を国賓訪問中の金建希(キム・ゴンヒ)夫人が、現地に派兵されている韓国軍部隊を訪れた際、軍服を着ていたことについて、野党関係者らからは「大統領ぶっている」という批判が出た。しかし、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の金正淑(キム・ジョンスク)夫人も韓国軍部隊訪問時に軍服を着ていたことが確認された。

【写真】軍服姿で韓国軍部隊を訪問する文前大統領夫人

 このほど野党・共に民主党に復党した朴智元(パク・チウォン)元国家情報院長は16日、光州放送(KBC)のニュース番組の『汝矣島招待席』というコーナーに出演した際、「金建希夫人は大統領夫人としての活動をしっかりしなければならない」「だが、大統領夫人が軍服を着て行くのは見たことがない。まかり間違えば、金建希夫人は『大統領ぶっている』とすぐ批判されるだろう」と言った。

 金建希夫人は15日(現地時間)、「金建希」という名札が付けられた軍服を着て現地に派兵されている韓国軍「アーク部隊」を訪れ、兵士たちを激励した。

 「軍服はちょっと意外ではあるが、大統領夫人が海外派兵部隊を訪れて激励することはあり得るのではないか」という質問に、朴智元元院長は「国民が見た時、『オーバー』だ。『大統領より前に出ている』と誤解されないように、きちんと管理してさし上げた方がいいと心配していった言葉だ」と答えた。

 共に民主党の金南局(キム・ナムグク)議員も同日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」に尹大統領夫妻がアーク部隊を訪れた写真を掲載し、「どっちが大統領なのか分からない」と批判した。

 国政広報チャンネルの国民放送(KTV)によると、金正淑夫人は2021年12月23日、北朝鮮に近い西海(黄海)の白ニョン島を訪れ、海兵隊の兵士たちを激励する場で、海兵隊特有の赤い名札が付いている軍服を着ていたという。

 また、金正淑夫人は2018年にも、文在寅大統領=当時=とUAEアーク部隊を訪問した時、今回の金建希夫人と同じ軍服を着ていた。

 野党関係者は昨年11月、尹錫悦大統領の東南アジア歴訪に同行した金建希夫人がジョー・バイデン米大統領と腕を組んで写真を撮ったことを批判したこともある。だが、調べてみると金正淑夫人も以前、海外の首脳と腕を組んでいたことがあったと分かり、与党関係者が反発した。

 この時、共に民主党の高ミン廷(コ・ミンジョン)議員は「公的なマインドがあったら、あのようなことはしなかっただろう」と、同党の禹相虎(ウ・サンホ)議員は「見ていていい気分はしなかった。なぜ腕を組むのか」と批判した。

キム・ミョンイル記者

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  • ▲韓国軍「アーク部隊」を訪問した尹大統領夫人。1月15日撮影。(NEWSIS)
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