犬が銃を踏んで発砲…30歳米国人男性が死亡

 30歳の米国人男性がトラックの中で銃弾に当たって死亡するという事態が発生した。男性を死に至らしめた「犯人」は後部座席にいた犬であることが明らかになった。

 米NBCニュースやCBSニュースなどが24日(現地時間)に報じたところによると、21日午前9時47分ごろ、米カンザス州サムナー郡の30歳男性が小型トラックの助手席で銃で撃たれたという通報が911(緊急電話番号)にあったという。出動した救助隊は直ちに男性に応急処置をしたが、そのまま死亡したとのことだ。

 男性は犬と一緒に狩りに来て被害に遭ったと伝えられた。警察によると、当時、トラックの後部座席にはライフルなど狩猟用の装備が積まれていたという。これらの装備と共にいた犬がライフルを踏んで弾丸が発射されたということだ。警察は「トラックにほかの人物がいたかどうかなどはまだ確認できていない」として、関連捜査を続ける方針であることを明らかにした。

 男性の知人は、彼の葬儀費用を用意するためオンライン募金をしている。この知人は「(男性は)配管工だった。彼がいるから毎朝、私たちは笑顔になれた。彼はいつも会社で前向きな人で、光だった。私たちがどんなにストレスをため込んでいても、彼はいつも私たちの気持ちを切り替えさせてくれた」と語った。

 犬による銃器の事故は今回が初めてではない。トルコでは昨年の感謝祭シーズン、トラックの後部座席にいた飼い犬が銃弾の入った散弾銃を踏んだせいで実弾が発射され、男性が死亡した。2017年には米アイオワ州でも犬が銃のトリガーガードを踏んで発射させ、キジ狩りに来ていた人が負傷した。キジ狩り一行の1人が弾の装てんされた銃を地面に下ろした瞬間、キジを探していた犬が踏んで事故が発生したのだ。アイオワ州の関係者は当時、「ハンターは銃器を置くたびに安全装置を掛けておかなければならない」と注意喚起した。

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