対馬の盗難仏像 韓国の寺の所有権認めず=韓国高裁が逆転判決

【大田聯合ニュース】長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた仏像を巡り、数百年前に略奪されたとして所有権を主張する韓国の浮石寺(忠清南道瑞山市)が仏像を保管している韓国政府に引き渡しを求めた訴訟の控訴審で、大田高裁は1日、浮石寺の所有権を認めた一審判決を取り消し、原告の請求を棄却した。

 対馬市の観音寺から2012年に盗まれた仏像は「観世音菩薩坐像」で、浮石寺側は数百年前に日本の倭寇(わこう)に略奪されたものだとし、所有権を主張。17年1月の一審判決では、仏像の中から見つかった記録などを根拠に同寺の主張が認められた。


<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲判決後、高裁で報道陣の取材に応じる浮石寺の関係者ら=1日、大田(聯合ニュース)

right

あわせて読みたい