韓国球界期待の19歳156キロ右腕「夢は第2の具台晟」

ハンファの新人投手、キム・ソヒョン

韓国球界期待の19歳156キロ右腕「夢は第2の具台晟」

 「1軍の試合で登板する自分の姿を思い浮かべただけで、今からワクワクしてしまいます。私の初登板試合でチームが勝てば、私の人生でこれ以上の幸せはないでしょう」

 2023年のKBO(韓国野球委員会)新人ドラフトの全体1位でハンファに入団した投手のキム・ソヒョン(19)は、高校を卒業して1カ月足らずの新入だが、新人らしからぬ表情と言葉遣いで、終始自信に満ちあふれていた。その一方で、夢に描いていたプロの大舞台でプレーすることに対する喜びは隠すことができなかった。4月のシーズン開幕を控え、ハードな練習に打ち込むキム・ソヒョンに、忠清南道瑞山市のハンファ2軍球場で会った。

■「私の長所は『鋼鉄のメンタル』、短所よりは長所に集中」

 188センチの長身を誇るキム・ソヒョンはソウル高校時代、最速156キロの剛速球を投げるなど、プロで通じる即戦力との評価を受けた。肘の手術の影響で大会に出場できなかった1年時を除いた2年間は、高校大会の26試合で自責点1.42(3勝4敗)をマークした。奪三振は97で、最近MLB(米プロ野球)ピッツバーグ・パイレーツと契約を交わしたトクス高校のシム・ジュンソク(19)と共に、高校野球最高の投手としての座を争った。

 ハンファは、キム・ソヒョンの能力を高く評価し、5億ウォン(約5270万円)にも上る巨額の契約を交わした。これは、ハンファが球団創設以来、新人と交わした契約の中で史上3位タイに相当する額だ。シーズンオフの期間(12-1月)、新人の指導を受け持っているハンファのチェ・ウォンホ2軍監督は「キム・ソヒョンは球速も速く投球のバランスもいいので、今にも1軍で活躍できる」と評した。

 キム・ソヒョンは、球団の期待について「荷は重いが、あまり気にしていない。マウンド上で自分にできることに集中する」と話した。自分の最大の長所として強いメンタル(精神力)を挙げた。彼は「メンタルが一度崩れると、再び心を引き締めるのは至難の業だが、私は試合運びがうまくいかなくても、マウンド上では動揺せず、落ち着いている方」とし「試合が終わった後、一人で腹を立てることもあるが、そうすることで次の試合に再び集中できる」という。

 プロで成功するために補うべき点があるとすれば何かを尋ねると「自ら弱点を探したりはしない。弱点を見つけると、それだけに執着するようになる。それよりも、自分の強みに集中し、シーズンを終えた後で補うべき点についてはアドバイスを受け入れたい」と話した。また「今は技術的な部分よりも体格を大きくしたと思っている」とし「88キロの体重を95キロまで増やし、腕に力を付けたい。ウエートトレーニングも上半身を中心に行っている」という。

■「ロールモデルは具台晟、プレーオフをリードする」

 キム・ソヒョンが学校の野球部に入部して選手生活を始めた小学3年の頃から、1980-90年代の野球を楽しんでいたという。休み時間ごと、退屈になるたびに、ユーチューブを通じて大先輩たちの活躍に触れたという。一時代を風靡(ふうび)した崔東源(チェ・ドンウォン)、宣銅烈(ソン・ドンリョル)をはじめ、ハンファの大先輩に当たる宋津宇(ソン・ジンウ)、鄭敏哲(チョン・ミンチョル)らの現役時代の投球フォームを見ながら夢を育んだという。

 中でもハンファ史上最高のクローザーとされている具台晟(ク・デソン)を目標にしている。具台晟のようにチームの勝利を守り抜く火消し役として活躍したいというキム・ソヒョンは「具台晟先輩は本人が投げたいボールを投げることができた。精度の高い決め球を武器に、不利な状況を乗り越えてきた姿を取り入れたい」と言葉に力を込めた。

 キム・ソヒョンのカカオトークのプロフィルには、2023年シーズンの開幕(4月1日)までの日数が表示されている。「緊張感よりはワクワクの方が大きい」とし「新人としてチームのプレーオフ進出に向け役立ちたいし、実力と人格だけでなく、ファンサービスまで全てにおいて認められる選手になりたい」と抱負を語った。

ソサン=キム・ヨンジュン記者

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