韓国動物愛護団体、釜山市内の無人店舗に子犬捨てた男を告発

韓国動物愛護団体、釜山市内の無人店舗に子犬捨てた男を告発

 釜山市内の無人店舗に子犬を置き去りした男が2週間たっても戻ってこないことから、動物団体がこの男を警察に告発した。動物愛護団体「LIFE(ライフ)」が22日に明らかにした。

 同団体によると、今月10日午後11時55分ごろ、釜山市蓮堤区内の無人店舗に、50-60代と見られる男が1匹の白い子犬を置き去りにしたまま、立ち去ったという。この子犬は生後5カ月のミックス犬であることが確認された。

【写真】男性が釜山市内の無人店に置き去りにした白い子犬

 当時の様子が写っている防犯カメラの映像を見ると、男は無人店舗のドアを開け、子犬を押し込んだ後、立ち去っているのが分かる。子犬は閉まってしまったドアを見つめていたが、すぐに無人店舗の中を歩き回り始めた。同じ場所をずっと歩き回って、戸惑っているような様子も見られる。

 無人店舗の経営者は「中高年の男が子犬を店に押し込んで、ドアを閉めて立ち去ってしまった」「ほぼ12時間、置き去りにされたままだった。あまりにもかわいそうなので、少し前にドッグフードを買ってやった」と語った。

 同団体は防犯カメラの映像や子犬の状態から見て、捨てられた可能性が高いと判断、男を動物愛護法違反の疑いで釜山蓮堤警察署に告発した。子犬は現在、同団体が保護している。病院の診察の結果、子犬はきちんと世話されていなかった様子だが、それ以外には特に健康上の問題がなかったとのことだ。

 ただし、男が自分の飼い犬を置き去りにしたのか、誰かが捨てた子犬を見つけて無人店舗に置き去りにしたのかは確認できていない。同団体のシム・インソプ代表は「野生の特徴がないので、家庭で飼われていた犬だと推定される。子犬を無人店舗に置き去りにした男が捨てたと思われる状況だったので、警察に告発した」と説明している。

パク・ソンミン記者

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