(アンカー)
共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する国会での逮捕同意案処理が5日後に迫り、政局の緊張感が高まっています。民主党指導部は積極的に離反票防止に乗り出してはいますが、内部事情を取材しますと、予断できない状況とみられます。このため、李代表の言葉もさらに過激になっています。きょうは尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を「暴力団、やくざ」呼ばわりする暴言に及びました。チョン・ミンジン記者がお伝えします。
【TV朝鮮ニュース動画】尹大統領を「やくざ」呼ばわり李在明代表に与党反発「犯罪者ですよね。公党の代表なの?」
(記者リポート)
民主党最高委員による会議に「民主抹殺検事独裁糾弾」の文字が掲げられ、李在明代表は尹錫悦大統領に向かって暴言を吐きました。
(李在明代表)
「国家権力をもてあそべば、それはやくざであって、大統領と言えるでしょうか」
(記者リポート)
自身の周辺に対する捜索の回数まで取り上げ、公党を自分の司法リスク防衛に利用しているという批判世論に反論しました。
(李在明代表)
「暴力団が暴行しているのに、『黙って殴られろ』というのがやくざの認識だ」
(記者リポート)
李代表は23日に記者懇談会も開く予定ですが、これに先立ち、党長老グループの常任顧問団とも会い、党内団結を求めました。
(李海チャン=イ・ヘチャン=共に民主党常任顧問)
「逮捕同意案に対する採決があるといいますが、圧倒的多数で否決されると私は確信しています」
(記者リポート)
与党は李代表を「レベルの低い暴言のラスボスだ」と批判しました。
(朴正河=パク・チョンハ=国民の力首席広報)
「(党を)弾除けとしてもてあそぶのは明らかな犯罪者の姿であって、これが公党代表の姿ですか」
(記者リポート)
朴広報は李代表が潔白ならば、不逮捕特権放棄の約束を守り、法廷での逮捕状審査を受けるべきだと求めました。
与野党は3月の臨時国会日程も話し合いましたが、野党は祝日の3月1日からの開会を主張。与党は「李在明防衛」が目的だとし、6日からの開会を主張し、結論が出ませんでした。TV朝鮮のチョン·ミンジンがお伝えしました。
(2023年2月22日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)