「スラムダンク・リソース」が韓国でベストセラー1位に…コミックも100万部が売れる

わずか50日で100万部…「過去形の漫画にならないよう努力」

 アニメ作品で人気を集めている「SLAM DUNK(スラムダンク)」のコミックが、わずか50日で100万部も売れたことが判明した。映画の制作過程のエピソードを盛り込んだ『スラムダンク・リソース-THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』もベストセラーになった。

【写真】ソウル市内の大手書店に並ぶ『スラムダンク・リソース』(24日午後)

 韓国における「スラムダンク」のコミック流通を手掛ける大元C.I.のファン・ミンホ代表は24日、聯合ニュースのインタビューに応じて「アニメ映画が公開されて1週間もたたずに、考えていた以上に注目が集まった」とし、「先月2日に20万部発注して二日後にまた20万部を発注するという形で、先月15日には既に100万部を発注した」と語った。

 アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』の累積観客数は22日現在で338万人を超え、韓国で公開された日本映画としては歴代2位を記録した。また「SLAM DUNK」コミック新装再編版は100万部も売れた。こうした記録は全て、2カ月にもならない期間で達成された。

 最も多く売れているのは、全31巻のオリジナルバージョンを20巻にまとめて新しい表紙を付けた『SLAM DUNK 新装再編版』だ。これだけでなく、他のバージョンの「SLAM DUNK」単行本も共に人気を集めている。

 先月1日から現在までに、「SLAM DUNK」のオリジナルは62万部、完全版プレミアムボックス版は19万2000部、アニメ制作記と単行本未収録の読切短編「ピアス」などを収めた『スラムダンク・リソース-THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』は8万部、雑誌の版型で作った「SLAM DUNK Champ」は7万部を発注した。

 大手書店「教保文庫」が23日に集計した2月第3週の総合ベストセラーランキングでは、総合1位に『スラムダンク・リソース』の名前が挙がっている。

 ファン代表は「出来上がった作品を長期間維持するのも重要なこと」だとし、「『SLAM DUNK』が過去形の漫画にならず現在進行形の漫画になるよう、新しいバージョンを出し続けてきた」と説明した。

 さらに「名作は時が過ぎても感動を与え続けることができる」とし、「『SLAM DUNK』は、バスケというスポーツを題材にして勇気と挑戦意識を十分に盛り込み、普遍的な人間の感情に訴えかけることができるので、時代を超越できる」と付け加えた。

イ・インア記者

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  • ▲セブン・イレブンが販売中の「SLAM DUNK」の各種コミック。/写真=セブン・イレブン

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