韓国14の宿泊施設客室内に隠しカメラ、数百人が盗撮被害か

韓国14の宿泊施設客室内に隠しカメラ、数百人が盗撮被害か

 仁川南洞署は27日までに、モーテルなどの宿泊施設の客室内にインターネットのルーターを装った隠しカメラを設置し、宿泊客数百人を盗撮したとして、容疑者の男(30)を性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反の疑いで逮捕した。容疑者は1月中旬から2月17日にかけ、ソウル市、仁川市、釜山市、大邱市の宿泊施設14カ所を回り、客室内にカメラ20台を設置し、宿泊客数百人の映像を盗撮した疑い。

【写真】容疑者がルーターを偽装して設置した隠しカメラ

 容疑者はルーターに偽装したカメラを客室内のテレビ棚やエアコンの上に設置し、ベッドの方向を撮影していた。犯行は約1カ月間続き、仁川市南洞区のホテル従業員が客室清掃中にカメラを発見したことで発覚した。

 警察は監視カメラ映像などを手がかりとして、通報受理から4日後の21日に容疑者を検挙した。その後の調べで余罪を確認し、各地の宿泊施設に設置されたカメラを全て回収して映像の流出を防いだ。容疑者は「今月末に再び客室に入り、カメラを回収する予定だった。拡散する意図はなかった」と供述しているという。

ムン・ジヨン記者

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