デンマーク議会も中国TikTok削除勧告、西側諸国で使用禁止相次ぐ

 デンマーク議会が先月28日(現地時間)、中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を使用しないよう勧告した。米AP通信が報道した。

 同議会のソアン・ゲーゼ報道官は同日、「すべての議員と職員たちに、業務用機器にインストールされたTikTokのアプリを削除するよう促す内容のメールが送信された」と述べた。

 これは、「TikTok使用時にスパイ活動に悪用される恐れがある」という決定をデンマーク情報当局が下したことを受けての措置で、西方諸国が最近、サイバー・セキュリティーを理由にTikTokを削除させている動きの延長線上にある。

 米国では、連邦機関の職員が政府所有機器でTikTokを使用できないようにする法案を議会で昨年12月に通過させたのに続き、米行政管理予算局(OMB)でも先月27日、連邦政府の全機関に30日以内にすべての機器とシステムからTikTok を削除するよう指示を下している。

 欧州連合(EU)執行委員会も先月23日、執行委に登録されているすべての携帯用機器でTikTokの使用を禁止すると発表した。カナダや日本なども政府共用機器を対象に使用禁止の方針を下した。

キム・ウニョン記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲写真=聯合ニュース

right

あわせて読みたい