プーチン大統領に31歳年下の恋人…「部屋20室・映画館あるペントハウス所有」

 ロシアのプーチン大統領の「31歳年下の恋人」とされる元新体操ロシア代表アリーナ・カバエワ氏(39)がペントハウスなど高価な不動産を多く所有し、ぜいたくな生活を送っているという報道があった。英紙タイムズなどの外信が1日(現地時間)、ロシアの反政府ウェブサイト「プロジェクト」を引用して報道した。

 この報道によると、カバエワ氏はロシア南西部の保養地ソチにある大きなペントハウスを所有しているという。黒海が見下ろせるこのペントハウスは部屋が20室もあり、映画館・ビリヤード場・アートギャラリー・バー・サウナなども備えられているとのことだ。その価値は約10年前でも900万ポンド(約14億7000万円)以上とされている。

 カバエワ氏の親族名義で登記されている不動産も多数把握されている。同氏の祖母はモスクワ近くの高級住宅地に3階建ての豪邸を持っているほか、計1000万ポンド(約16億3700万円)相当の不動産を所有している。

 ある消息筋によると、プーチン大統領は先日、自身が所有するロシア北西部の保養地バルダイ湖近くの私邸の隣に大型の木造の邸宅を建設するよう命令したとのことだ。カバエワ氏と子どもたちのための家だという。この邸宅は「プーチンの銀行家」と呼ばれる億万長者ユーリー・コワルチュク氏の会社の名義となっている。

 バルダイ湖の私邸は、プーチン大統領が日ごろから非常に大切にしていることで知られている場所で、ロシア国防省が先日、ウクライナによるドローン攻撃などから守るためだとして、対空防衛システムを設置した。この私邸の存在はプーチン大統領の政敵アレクセイ・ナワリヌイ氏側が2021年に明らかにし、賃貸・補修の過程で国の基金が使われたという疑惑を取りざたした。

 カバエワ氏は2004年アテネ五輪新体操個人総合の金メダリストで、世界選手権で14個のメダルを獲得したスポーツ界のスターだ。2007年に現役を引退した後は与党「統一ロシア」に入党し、8年間国会議員を務めた。2014年に議員を退いた後は、親ロシア系メディア・グループ役員に迎えられ、約1200万ドル(約16億3400万円)もの年俸を得ていた。

 カバエワ氏がプーチン大統領の交際相手であることは公然たる事実だが、2人がこれを正式に認めたことはない。2人の間には少なくとも3人の子どもがいるという説があるが、プーチン大統領が正式に認めている子どもは2013年に離婚した前妻との間に誕生した娘2人だけだ。昨年6月にはプーチン大統領がカバエワ氏の妊娠の知らせに激怒し、中絶を要求したという報道もあった。

ムン・ジヨン記者

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