【NEWSIS】全世界を襲った新型コロナウイルス感染症の大流行が安定化局面に入るにつれ、マスク着用が「個人の安全のための選択」ではなく、「自分の容姿に対する評価」によって変わる、という研究結果が発表された。
米CNBCが今月4日に報道したところによると、学術誌「Frontiers in Psychology」1月号にソウル大学心理学科・同校幸福研究センター共同研究チームのこうした研究結果が掲載されたとのことだ。
同研究チームは、米国人1030人を対象にしたアンケート調査で、「自分がどれほど魅力的だと思うか」「マスクをした時、他人が自分のことを魅力的だと考えるか」「就職面接」「犬の散歩」など、特定の状況がマスク着用の意思に及ぼす影響などを調査した。
このアンケート調査によると、自分の外見や魅力度が高いと評価している人々は、マスクをあまりつけたがらなかったとのことだ。
また、自分の魅力度に肯定的な人は「自分の顔を早く出したい」と回答したという。その反面、自分の外見に自信がない人は「マスク着用義務が終わる日が怖い」と答えるなど、対照的だったとのことだ。
CNBCは「この結果は、魅力的だと思われる人のほうが、そうでない人よりも多くのチャンスがあるという『美の特権』という概念と関係がある」と報じた。
この研究は米国在住の1030人を対象に行われた。回答者の平均年齢は33歳で、男女の性比構成は男性46.7%、女性53.3%だった。回答者の人種は白人73.4%、黒人9%、アジア系8.2%、その他9.4%だった。
キム・ギョンムン記者