WBC:四球乱発の投手、穴だらけの守備…韓国代表は本当にプロ集団なのか

 「日本はもはや韓国をライバルと思っていないだろう。この結果は必然だ」(韓国が日本に4-13で敗れた後、米大リーグ〈MLB〉関係者が朝日新聞系列「AERA dot.(アエラドット)」とのインタビューで語った言葉)

 野球の韓国代表チームが6年ぶりに開催された2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で拙戦続きだ。オーストラリアと日本を相手に開幕から2連敗したが、プロだというにはお恥ずかしい場面が続出した。野手たちは基本を忘れたプレーを繰り返し、投手たちもマウンドに上がるたびにストライクゾーンに球を入れられず、あわてふためいた。

【写真】日本に敗れ、うつむいてダッグアウトに戻るWBC韓国代表チーム

 韓国は12日にチェコを7-3で下し、準々決勝進出への希望をつなげた。だが、ファンの気持ちは既に冷めている。同日のポータルサイト中継での応援クリック数で、チェコ(約750万件)は韓国(約325万件)の2倍以上に達した。韓国野球委員会(KBO)の写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」に寄せられたコメントも、ほぼ批判一色だった。

■「オーストラリアに負けるなんてショック」「韓日戦を見ていて恥ずかしくなった」

 韓国は4-13と惨敗し屈辱を喫した日本戦で、5回から7回二死までに郭斌(クァク・ピン)、鄭哲元(チョン・チョルウォン)、金允植(キム・ユンシク)、金元中(キム・ウォンジュン)、鄭又栄(チョン・ウヨン)、具昌模(ク・チャンモ)、李義理(イ・ウィリ)という7人の投手が2と3分の2イニングを投げ、8被安打5四球1死球を許し、8失点した。このため、4-6で勝負の行方が分からなかった試合の流れが一気に日本に傾いた。投手たちがまともに勝負できずに打たれ続けるありさまに、韓国の野球界からは「戦力で日本に押され気味なのは分かっていたが、あまりにも無気力な負け方だった」という声が上がっている。ヤン・サンムン女子野球韓国代表監督は「韓国代表チームの選手たちがWBCで四球を乱発し、押し出しで点を許して負けるのを見て、視聴者たちも恥ずかしくなっただろう」「次の大会でもこのような目に遭わないためには変化が必要だ」と言った。

 準々決勝に余裕を持って進めるかどうかの分かれ道だった9日の対オーストラリア戦では、3ランを2本打たれたのが悔やまれる。4-2とリードしていた7回表、蘇ヒョン準(ソ・ヒョンジュン)の被安打・死球と金元中の被本塁打で4-5と逆転され、8回表には梁ヒョン種(ヤン・ヒョンジョン)が安打・二塁打に続き3ランを打たれて4-8となり、勝機が遠のいた。金寅植(キム・インシク)元韓国代表監督は「オーストラリアは簡単に勝てる相手とは言えないものの、韓国が負けるわけにはいかないメンバーだ。それに負けたのだからショックが大きかった」「日本戦では投手が10人登板した。投手たちをお披露目する必要でもあるというのか。韓国に実力がないのだ」と話した。

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