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共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表が連日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権を親日派と規定し、攻勢をかけていることについて、党内の一部からは「外交問題を政治的に利用している」との指摘が出ています。こうした中、李代表は亡父の墓が何者かに壊されたという書き込みをSNS(交流サイト)にアップロードしました。
シン・ユマン記者のリポートです。
【TV朝鮮ニュース動画】李在明代表の反日攻勢に党内からも批判「韓日関係を政治利用」
(リポート)
民主党の李在明代表は場外集会で、韓国政府の強制動員賠償案は自衛隊の韓半島上陸につながりかねないと主張しました。
(李在明/共に民主党代表)
「合同演習を口実に、自衛隊の軍靴が再び韓半島を汚すということが発生しかねません」
SNSで「第2の『桂・タフト協定』が生まれないようにするやり方なんてあるわけない」と韓米日協調を非難し「尹錫悦政権の人物の内心は『親日の本性』」だと主張しました。
(林五卿〈イム・オギョン〉/共に民主党スポークスマン)
「韓国1号営業社員を自認している尹錫悦大統領が、日本の首相の招待状1枚で国民のプライドを売ってしまいました」
民主党内からは(李在明代表とは距離を置く)非明系を中心に、李代表の「反日攻勢」に対する懸念が出ています。
忠清道地域のある大物議員は「李代表は日本関連の代表ランナーでもないではないか」と指摘し「韓日関係を政治的に利用しているだけ」と皮肉りました。
京畿知事時代に秘書室長を務めていた人物が極端な選択をしたことについて「道義的責任」にすら言及しないことへの非難も出ました。
金海永(キム・ヘヨン)元議員は「李代表のような人物が党の代表だという事実に、限りない恥ずかしさを感じる」と語り、首都圏のある大物議員も「李在明で総選挙には勝てないという雰囲気が露骨になるだろう」と語りました。
こうした中、李代表は、何者かが亡父の墓の盛り土を傷つけ、特定の漢字が書かれた石を周辺に埋めていたとして「子孫が絶滅するように呪う黒呪術」と主張しました。
テレビ朝鮮、シン・ユマンでした。
(2023年3月13日放送 TV朝鮮ニュースより)