WBC:「日本のように毎年韓国代表を招集して強化試合を」…専門家たちの提言(下)

■アマチュア時代からしっかり育てなければ

 今大会中、韓国野球界から最も多く出た意見は「高校野球の金属バット再導入」案だった。高校野球では投手を保護するため、2005年から金属バットが禁止され、木製バットが導入されている。米国と日本では依然として金属バットを使用しているが、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が青少年の国際大会で木製バットを使うようにしたことから、これに従ったものだ。

【表】日本の野球に学ぶべきことは学ぼう

 しかし、ボールが伸びにくい木製バットを力の弱い高校時代から使うことにより、「若いスラッガー」が絶滅の危機に追い込まれているとの指摘もある。高校野球でいい成績を出そうとボールを当てることだけにきゅうきゅうとしていたのに、プロ野球チームに入団した後、遅まきながら打撃フォームを作り直すからだというのだ。投手らも長打を浴びる恐れが少ないため、速球を真ん中に入れることばかりに没頭し、制球力がつかないという意見もある。野球界関係者は「金属バットで打撃技術を磨き、大人になってから木製バットに慣れるようにしても遅くない」と主張している。

 マウンドとの距離を調整すべきだという意見も出た。ヤン・サンムン監督は「中学生たちは今、プロと同じようにホームベースから18.44メートル離れたマウンドでボールを投げるが、もっと短くするべきだ。自分の体に合った距離で投げてこそ、正確なメカニズムを通じて制球力が向上する」と話した。

 有望選手の受け入れや大学野球の活性化などによりすそ野を広げなければならないという意見もあった。KBSAのキム・ウンヨン元会長は「高校野球チームが4000チームを超える日本も『非常事態』だと言って対処している」「長期的に見て国際的な競争力を育てるためには、野球を始める子どもを大幅に増やさなければならない」と言った。

 ヤン・ジュンヒョク氏は「米国や日本は新人ドラフトの中下位に行けば、大学の選手たちがメーンとなる。韓国は高校の選手ばかり指名され、数年でほとんどが放出される」「多くの選手が大学に行って、体の成長や練習を経た後、プロに挑戦させるのも方法の一つだ」と話した。

■ 「外国人選手の制限を緩和し、公認球も見直さなければ」

 韓国プロ野球リーグ(KBOリーグ)全体の実力を上げるため、外国人選手の制限を緩和すべきだという指摘もあった。KBOリーグは現在、各球団の外国人選手を3人に制限しており、入団1年目の年俸の上限額を100万ドル(約1億3400万円)と定めている。韓国人選手を保護し、外国人選手の競争過熱を防ごうとする制度だが、リーグのレベルを下げる原因だという批判も出ている。

 日本プロ野球は外国人選手の所属人数や年俸に制限がない。ある野球関係者は「外国人選手のせいで国内の選手がプレーする機会がないという認識があったが、今は優れた外国人選手が大勢プレーしてこそリーグに競争力が生まれるように思う」と語った。

 公認球問題も指摘された。今回のWBCで投手たちは韓国で使用しているボールとは違うWBC公認球に慣れるのに苦労した。野球解説者の張盛好(チャン・ソンホ)氏は「外国人投手は韓国のボールを触ると、『(投げるのに)とても良い』と評価する」「国際大会用と同様にボールの表面や反発力などを調整する必要がある」と語った。

東京=キム・サンユン記者、キム・ヨンジュン記者、パク・ガンヒョン記者

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