中国出版社の日本旅行本にまさかのミス、表紙に靖国神社の写真

 【NEWSIS】中国で、ある出版社が日本旅行を紹介する書籍の表紙に、太平洋戦争のA級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社の写真を使っていたことが後から分かり、袋だたきに遭っている。

 中国のニュースサイト「観察者網」などが14日に明らかにしたところによると、大連理工大学の出版社が2014年に出した日本旅行書籍の表紙に、靖国神社の写真が掲載されていたことが分かり、物議を醸しているという。

 靖国神社の写真が表紙に含まれているという事実は最近、中国の一部ネットユーザーが発見し、ソーシャルメディアを通して問題提起したことで分かった。

 問題が浮上すると、この出版社はメッセンジャーアプリのウィーチャットの公式アカウントに謝罪声明をアップロードし、この書籍の販売を中止すると発表した。

 出版社は「わが社の出版管理の面に深刻な問題が存在することを確認した」とし「関連の責任者を厳重に問責する」と表明した。また「今後、管理を強化して類似の問題が再び起きることのないようにする」と強調した。

 靖国神社は日本の軍国主義の象徴だ。東条英機はじめ太平洋戦争のA級戦犯14人を含む、近代のおよそ100年の間に日本が起こした侵略戦争で命を落としたおよそ246万6000人の位牌(原文ママ)が安置されている。

 一部の日本の政治家は毎年、靖国神社参拝を続けて韓国・中国など戦争被害国を刺激している。

ムン・イェソン記者

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