韓日議員外交に弾み…鄭鎮碩議員「日本側が心を開いたという印象」

 韓日首脳会談を契機に、両国議員の交流にも弾みがついている。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の訪日に同行した鄭鎮碩(チョン・ジンソク)韓日議員連盟会長は今月16日、日韓議員連盟の新会長に選ばれた菅義偉前首相と会って「5月に開かれる韓日議員サッカー大会にお迎えしたい」と提言し、これに菅前首相は快く応えたという。昨年11月26日、韓日議員サッカー大会が4年ぶりに再開されたが、双方は「ホーム・アンド・アウェー」方式に基づき次は今年5月に横浜で第13回韓日議員サッカー大会を開こうと話し合っている。この試合には、共に民主党など野党議員らも参加する予定だ。

【写真】親睦を深める韓国の金建希大統領夫人と日本の岸田裕子夫人 /東京

 また、保守系与党「国民の力」の初当選議員およそ30人は、韓日首脳会談から十日後の今月27日から2泊3日の日程で日本を訪れる計画だ。今回の日程では、林芳正外務大臣だけでなく日本側の初当選および当選2回の議員およそ30人との懇談会が予定されている。菅前首相も、今月中に日韓議員連盟会長に就任した後、来韓するという。

 鄭鎮碩議員は17日、本紙の電話取材に対し「日本は議院内閣制なので、韓日議員間のコミュニケーションが両国関係の回復に極めて重要」とし、「菅前首相が日韓議員連盟の会長を務めることで、議員外交にも重みが乗るだろう」と語った。その上で「岸田文雄首相だけでなく、日本の議員らが心を開いたという印象を受けた。日本の議員らは、先手を打った尹大統領の決断を認めるという反応が多かった」「今や、実事求是(事実に基づいて審理を探求する)の観点から堂々と国益を語るときだ。野党もまた国益の観点から韓日問題を見つめてくれればうれしい」と述べた。

キム・ヒョンウォン記者

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