WBC:予選敗退の韓国に大谷翔平「僕らが勝てば『次は自分たちも』という気持ちになるんじゃないかな」

「決勝進出してアジア野球成長のきっかけを作る」
「WBCの権威が高まっている」「野球人としてやりがい」

WBC:予選敗退の韓国に大谷翔平「僕らが勝てば『次は自分たちも』という気持ちになるんじゃないかな」

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表として活躍している大谷翔平=ロサンゼルス・エンゼルス=が、今回の大会で日本が優勝すれば、韓国や台湾などアジアの国がさらに自信を持つだろうという内容の話をインタビューで語った。

【写真】力強い球を投げる大谷翔平

 大谷は現地時間19日(韓国時間20日、以下同じ)、米マイアミのローンデポ・パークでの練習が終わった後のインタビューで、日本の子どもたちに野球が広まるかとの質問に、「日本のファンもそうだし、台湾だったり韓国だったり、予選で今回は残念ながら負けてしまったとは思うが、僕らが勝っていって優勝することによって、『次は自分たちも』という気持ちになるんじゃないかなと思う」と語った。

 日本はアジア諸国の中で唯一、WBC 1次ラウンドを通過した。1次ラウンドで脱落し、悔し涙をのんだ韓国が、同じアジアの国である日本の善戦を見て、次の健闘を誓うだろう、というのが大谷の話だ。

 大谷はさらに、「確実に大会自体が進歩していると思うし、回数を重ねるごとに権威ある大会に近づいているんじゃないかと思う」「自分たちの力でそうやってもっともっといい大会にできるというやりがいみたいなものはどの国も感じているだろう」「その2つ(の国)だけではなくて中国もそうだし、まだまだ日本もそうだが、大きくなる可能性があると思うので、そのためにも勝ちが一番大事かと思う」と言った。メキシコとの試合については「みんなマイアミ自体も楽しんでいるし、変に硬くなることもなく、自然体で臨めているんじゃないかと思う」と感想を述べた。

 日本代表チームは20日(同21日)、ローンデポ・パークで行われたメキシコとの準決勝戦で勝利し、決勝進出を決めた。WBC決勝戦は準決勝でキューバを14-2で破った米国と、21日(同22日)に行われる。

イ・ビョンチョル記者

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