【NEWSIS】フランスでマクロン大統領の年金改革に反対する全国規模のデモが発生し、フランス国内では少なくとも457人が逮捕され、鎮圧に当たった警官隊も441人が負傷した。フランスのダルマナン内相が明らかにしたとAFP通信が24日に報じた。
ダルマナン内相は24日朝(現地時間)、Cニュースチャネルとのインタビューで「パリ市内だけで903件の火災が発生するなど、今年1月にデモが始まって以来最も暴力的なデモが行われた」と述べた。
ダルマナン内相は「フランス全国でデモに参加した100万人以上を保護した」として警察を賞賛し、「特にパリ市内では多くのデモがあり、その中の一部は暴力的なものに変わった」とも明らかにした。
警察は無政府主義の団体がパリ市内のデモに潜入することへの警戒を強めているという。警察はまた「後からフードやマスクで顔を隠した複数の若者が建物の窓を破壊し、回収されていないごみに火をつける様子が目撃された」とも警告した。
ダルマナン内相は中道のマクロン政権では強硬右派とされており、今回年金改革の撤回を求めるデモ隊の要求を一蹴してきた。ダルマナン内相は「暴力を理由に年金改革法を撤回してはならない。われわれは民主的かつ社会的な論争は受け入れるべきだが、暴力的な論争は受け入れてはならない」と述べた。
23日にはフランス南部のワイン名産地ボルドーでもデモ隊と警官隊が衝突し、その過程でボルドー市役所の入口で火災が発生した。
ユ・セジン記者