また、学生たちが随時募集入学選考(内申点が中心)と定時募集入学選考(日本の大学入学共通テストに該当)のうち、どちらの選考で入学したのか、卒業高校はどこか、大学図書館でどんな本を読んだのかなど、さまざまな指標を調査対象とすることにした。これに向け、ソウル大学入学課や中央図書館など校内の複数の機関が各種データを共有した。ソウル大学のイ・ジュンファン革新センター長は「ソウル大学における教育が学生たちの人生にどのような影響を及ぼすのかを包括的に調べようと思う」とし「特に入学選考と関連した研究は、今後長期的な教育政策を樹立する上で大きく役立つだろう」と話した。
研究主体である大学革新センターとは、ソウル大学独自の革新すべき課題を発掘し、関連データを収集して分析するほか、対外的には国公立大学の協力課題、および高等教育政策を研究する機関だ。イ・センター長は「毎年内部報告書を作成し、5-10年後に初の総合報告書を発刊することを目標としている」と話した。
ソウル大学の関係者は「学生たちが単に良い職場に就職していく以上に、社会に必要な人材として貢献する人生を生きていくよう教育しているかを顧みることができる絶好の機会となるだろう」と話した。ただ、学生たちが長期間調査に応じるよう誘導するのが大きな課題となる。イ・センター長は「パネルに参加することになった学生たちに定期リポートを提供するなど、調査に応じることで特典を与えられるよう促す案を提示する」と話した。
カン・ウリャン記者