日本が半導体製造装置の輸出厳格化を発表…韓国政府「韓国企業への影響はほぼない」

韓国産業通商資源部「軍事転用を防止するため」

日本が半導体製造装置の輸出厳格化を発表…韓国政府「韓国企業への影響はほぼない」

 日本政府が先端半導体の製造装置など23品目を輸出管理の規制対象に加えると発表したことについて、韓国政府は「わが国の企業に及ぼす影響はほぼないだろう」とコメントした。

 韓国産業通商資源部(省に相当)は31日「韓国企業は日本がこれまで輸出管理を行った際にも問題なく装置を輸入してきた」「今回日本が輸出管理の対象に追加した装置は軍事転用の防止が目的」と説明した。

 今回日本政府は経済産業省による輸出管理規制対象品目に露光装置、エッチング装置、洗浄・検査装置など23品目の先端半導体製造装置を追加する「輸出貿易管理令改正案」を発表した。

 産業通商資源部は「半導体製造装置の軍事転用問題が浮上したため、日本政府はこれまで輸出管理の対象ではなかった一部品目を管理対象に追加した。これは全世界が対象になる」とした上で「韓国企業に及ぼす影響はほぼないだろう」との判断を示している。

 韓国政府は「先日の韓日首脳会談で両国の政府間協議に向けた環境が醸成された」として「韓国企業への影響を最小限に抑えるため日本側と緊密な協議を行う」としている。産業通商資源部は「輸出管理対象となった品目を詳しく分析し、素材・部品・製造装置の競争力強化に向けた政策も引き続き進めていきたい」とコメントした。

世宗=チョン・ジュンボム記者

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