韓国・京畿道 東京応化工業の半導体材料工場を誘致

韓国・京畿道 東京応化工業の半導体材料工場を誘致

【川崎聯合ニュース】韓国の京畿道が金東ヨン(キム・ドンヨン)知事の訪日を機に、半導体関連の日本企業2社とそれぞれ投資協約を締結した。半導体向け材料大手の東京応化工業(tok)はフォトレジスト(感光材)の生産工場を京畿道平沢市に新設し、半導体装置メーカーのアルバックも同市に研究所を開設する。

 金氏は18日、神奈川県川崎市にある東京応化工業本社で種市順昭社長と投資協約を締結した。同社は京畿経済自由区域の平沢浦升地区に5万5560平方メートルの用地を確保し、1010億ウォン(約103億円)を投じてフォトレジストの生産施設を2027年までに設置する計画だ。

 フォトレジストはシリコンウエハーに回路を焼き付けるために使う感光材で、日本が先ごろ解除した対韓輸出規制強化の対象3品目の一つ。韓国では国産化が進んでおらず、2022年の時点で77.4%を日本からの輸入に頼っている。

 東京応化工業は韓国のサムスン電子とSKハイニックスをはじめとする半導体世界大手にフォトレジストを供給し、シェアは世界トップ。

 平沢に生産工場が設置されれば約70人の雇用創出が見込まれる。

 金氏は17日には神奈川県茅ヶ崎市のアルバックグループ本社を訪れ、投資協約を結んだ。

 アルバックは半導体製造装置の技術開発を強化するため、平沢市の外国人投資産業団地内に1万3168平方メートル規模の研究所を開設する。来年3月の完成を目指す。研究所新設と運営に5年間で1330億ウォンを投じる計画だ。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • 韓国・京畿道 東京応化工業の半導体材料工場を誘致

right

あわせて読みたい