徴用被害者の韓国人女性が死去 不二越に対する訴訟の原告

【ソウル聯合ニュース】日本による植民地時代の韓国人徴用被害者のナ・ファジャさんが死去した。92歳だった。韓国市民団体の民族問題研究所が20日、伝えた。

 ナさんは1930年10月に南西部の全羅南道羅州市で生まれ、45年2月に勤労挺身隊として不二越の富山工場に動員された。1日12時間、工作機械で鉄を削る作業に従事し、終戦による植民地支配からの解放後に故郷に戻った。

 ナさんをはじめとする勤労挺身隊被害者は2003年に不二越を相手取り富山地裁に損害賠償請求訴訟を起こしたが、地裁は韓国と日本が1965年に結んだ請求権協定を根拠に原告敗訴の判決を下した。最高裁も11年に原告の上告を棄却した。

 被害者らは13年に韓国で再び訴訟を起こし、19年1月にソウル高裁が不二越に賠償を命じる判決を出した。現在、大法院(最高裁)で係争中となっている。

 ナさんの死去により、不二越を相手取った損害賠償請求訴訟の原告23人のうち存命者は9人に減った。

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