韓米首脳 拡大抑止の強化で合意=北朝鮮が核攻撃なら「政権終末」

韓米首脳 拡大抑止の強化で合意=北朝鮮が核攻撃なら「政権終末」

【ワシントン聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と米国のバイデン大統領は26日(現地時間)、ホワイトハウスで首脳会談を行い、北朝鮮の核・ミサイル脅威の高まりを受け、拡大抑止を強化することで合意した。協議体「核協議グループ」(NCG)の創設を柱とする「ワシントン宣言」に具体的な内容が盛り込まれた。拡大抑止を強化し、米国が提供する「核の傘」の実効性を高める狙いだ。

 首脳会談は少人数会合と全体会合を合わせ、約1時間20分行われた。

 尹大統領は「韓米同盟がグローバル同盟に新しく出発する歴史的な里程標になる」とし、「韓米同盟は利益によってくっついたり離れたりする都合の良い同盟ではなく、互いに考えが異なる懸案についても協議を通じて解決していける回復力を持つ価値同盟」と言明した。

 バイデン大統領は「われわれの同盟はいかなる挑戦も乗り越えていくことができるパートナーシップ」と強調し、「北朝鮮の脅威が高まる中、われわれの協力が大きく拡大している」と述べた。また、「尹大統領の大胆で原則のある日本との外交的な決断に感謝する」として、「(韓米日)3カ国のパートナーシップを強化し、大きな影響力をもたらすと思う」と述べ、尹大統領が主導している韓日関係の改善を評価した。

 両首脳は会談後、共同記者会見を開いた。会見では拡大抑止の強化を目指すワシントン宣言に重点を置いた。

 尹大統領は会見で「両国は北が核攻撃を行う場合、直ちに首脳間の協議を持つこととし、米国の核兵器を含む同盟のすべての戦力を使った迅速かつ圧倒的、決定的な対応を取ることを約束した」と明らかにした。また、「北の脅威に対応し、核と戦略兵器の運営計画に関する情報を共有するとともに、韓国の先端的な従来型戦力と米国の核戦力を結合した共同作戦を共に企画し実行する方策を定期的に協議し、その結果は両首脳に報告される」と説明した。「米国の戦略的資産の朝鮮半島展開も定期的かつ持続的に行われる」とも述べた。

 ワシントン宣言に関する記者団の質問に対しては、「拡大抑止の強化とその実行案は過去とは異なるもの」とし、「北の核に対する国民の懸念は多く解消されると見ている」と答えた。そのうえで、「米国が核資産に関する情報と計画、それに対する対応実行を誰かと共有し、話し合ったことはない」として、「新たな拡大抑止策であり、だからこそより強力だと自信を持って言える」と強調した。

 バイデン大統領も「米国や(米国の)同盟に対する北朝鮮の核攻撃は受け入れられない。北朝鮮が核攻撃を行えば、政権の終末を招くことになる」と強く警告した。バイデン政権は北朝鮮が核兵器を使う場合、「政権の終焉をもたらす」を警告したことはあるが、バイデン大統領が直接言及したのは初めてだ。

 バイデン大統領はワシントン宣言については、「高まる北朝鮮の核脅威に対応するため、拡大抑止において踏み込んだ措置を取るということ。必要ならあらゆる努力をするという意味」と評価した。また、「朝鮮半島に核兵器は再配備しない」という立場を確認しながらも、「原子力潜水艦を含む(戦略的資産の)展開を拡大する」との方針を示した。

 首脳会談では、米インフレ抑制法などを含む両国の経済安全保障のサプライチェーン(供給網)問題も重点的に議論された。両首脳が採択した共同声明では、「インフレ抑制法に対する韓国企業の懸念を緩和するために両国が傾けてきた努力を評価した」とし、緊密な協議を続けることを確認した。

 ウクライナ支援も議題になった。尹大統領は会見で、「ロシアのウクライナ侵攻のように人的被害を引き起こす武力使用はいかなる場合にも正当化できないという立場を確認し、国際社会と共にウクライナを支援するための協力を継続していくことにした」と述べた。

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