尹大統領 韓日協力を強調=首脳会談

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は7日午後、ソウル・竜山の大統領室で日本の岸田文雄首相と行った首脳会談の全体会合で、「(韓日)両国が歴史問題を解決しなければ未来協力のため一歩も踏み出せないとの認識から脱却すべき」と述べた。先月、米国を国賓訪問した際、ハーバード大ケネディスクールでの演説でも同様の発言をしている。

 また、岸田首相の訪韓を歓迎する意を表明してから「石川県で発生した地震による人命・財産被害に対し、韓国国民を代表して哀悼の意を表す」と述べた。

 両国関係については、「(両国の首脳が相互に往来する)『シャトル外交』の再開に12年かかったが、(岸田首相との)相互往来は2カ月もかからなかった」とし、「新しく出発した韓日関係が勢いよく進んでいくことを確認できる」と評価。「良い変化の流れは最初につくることが困難だが、一度つくられれば大勢になる場合が多い。今の韓日関係の流れがまさにそうではないかと思う」と述べた。

 厳しい国際情勢と世界的危機の状況下で、韓日間の協力と共存は両国の共同利益のみならず、世界の平和と繁栄のためにも必要と強調した。

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