「地元・広島では岸田首相より人気」 流ちょうな英語で外交の舞台に立つ裕子夫人

大企業の秘書を経て岸田首相と結婚、息子は3人

 日本の岸田文雄首相の訪韓で、岸田首相に同行した裕子夫人にも関心が寄せられている。

 裕子夫人は夫の選挙区である広島県に基盤を持つ不動産会社経営者の家に生まれ、地元の名門・広島女学院中学・高校を経て、東京女子大学を卒業した。卒業後は大手自動車メーカーのマツダに入社して役員秘書を務め、翌年の1988年に岸田文雄氏と結婚した。幼いころから英語が好きで個人レッスンを受け、流ちょうに話すことができる「国際派」としても有名だ。

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 岸田氏が1993年に衆議院議員に当選して東京で議員活動をするようになったため「週末婚」となり、裕子夫人は広島で3人の息子を育てたという。裕子夫人は昨年、日本のメディアとのインタビューで、「主人には東京でしっかりやってきてくださいと伝えていました」と、自身が地元・広島で育児を1人でしていた理由を語っていた。

 裕子夫人は地元の行事や選挙遊説に参加するなど、家の外でも積極的に夫を支え、「地元選挙区がある広島では首相より人気」という声が上がるほど好感度が高い。一昨年10月の衆院選では、全国を回らなければならない夫に代わって息子たちを連れ、宮崎などほかの地域の自民党候補者の支援遊説をした。昨年5月にジョー・バイデン米大統領が訪日した時は、自らお茶をたててふるまい、ファーストレディーとして国際外交の舞台にデビューした。 岸田首相が外相を務めた2016年には広島で開かれた主要7か国(G7)広島外相会合で各国の外相夫人たちを平和記念公園に案内し、茶会を開いて外交力を発揮したと評価された。

 裕子夫人は先月17日、米国を単独で訪問した。日本の首相配偶者が1人で訪米したのは今回が初めてで、ジル・バイデン夫人が直接招待して訪問が実現した。ホワイトハウスを訪れた裕子夫人は昼食会や植樹行事などに臨んだ。読売新聞は帰国後の裕子夫人にインタビューし、「裕子夫人は『個人的な交流を深め、日米間の絆(きずな)を再確認できた』と訪米を振り返った」と報じた。

キム・ナヨン記者

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