K-POPスターのフォロワー数はどうなる？　ツイッター、長期休眠アカウントを削除へ

　ツイッターは過去数年間使用されていない長期休眠アカウントを大量に削除する予定だ。 同社のイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）は9日、数年間何の活動もないアカウントを削除する」とツイートし、「（その影響で）皆さんのフォロワー数が減ることもありうる」とした。

【写真】4840万人のフォロワー数を誇るBTS

　米ITメディアのテッククランチは「ツイッターは休眠アカウント削除に関する方針があるにもかかわらず、大規模なアカウント整理を行ったことはない」と指摘した。ツイッターの運営方針によると、利用者はアカウント維持のため、少なくとも30日に1回はログインしなければならない。ただツイッターは実名に基づくフェイスブックやインスタグラムとは異なり、匿名で活動するソーシャルメディアであるため、ユーザー1人が目的別で複数のアカウントを使用することが多い。そうしたアカウントを適正に管理するのが難しいことから、休眠アカウント削除に関する規定は死文化して久しかった。業界関係者は「いくら休眠アカウントでも突然削除されればユーザーの反発が避けられない。マスク氏がアカウント削除基準を30日ではなく数年としたのはそのためだ」と評した。　

　業界ではツイッターの急進的な収益化に乗り出したマスク氏が削除されたアカウントを売りに出すと予想する向きもある。有名人の名前や特定単語など「希少アカウント」を競売にかけることが可能だからだ。マスク氏は昨年12月、「使われていないアカウントを削除するなどして、約15億個のネームスペース（アカウント）を開放する」と述べ、その後ツイッター内部でアカウント販売事業が検討されたという。

　削除されるアカウント数が数億個に達すると予想される中、ツイッターを世界のファンとつながる上で活用しているK-POPスターも影響を受けるとみられる。テッククランチは「（開設されて久しいアカウントを削除することになるだけに）初期に多くのフォロワーを集めたアカウントで効果が目立つ」と分析した。2012年12月にツイッターアカウントを開設したBTS（フォロワー約4840万人）、EXO（1379万人）、TWICE（1160万人）など人気スターのフォロワー数にも変動が生じかねない。

オ・ロラ記者