アリソン氏は「気候変動の危機における原発の必要性」も訴え続けている。アリソン氏は「原子力は化石エネルギーと同じく自然界の一部であり、『邪悪なエネルギー』ではない」「(リスクは)空想科学で刺激的に作り上げられた話に過ぎない」とも指摘する。さらに「1人の人間が生涯で使うエネルギーを原発で生産する場合、わずか1キログラムの燃料さえあれば十分だ」「風力や太陽光、水力などのエネルギーは大量のエネルギーを生み出すことはできず、またその不安定さ故に利用率は20-30%にしかならない」とも説明した。
■「韓国の原発技術は非常に優れている」
アリソン氏は韓国が開発した小型モジュール炉(SMR)について「コロナ渦におけるワクチン」に比喩した。アリソン氏は「蒸気エンジンが小型化され、自動車などに使われたように、規模が小さいSMRも電力のない場所で電力を供給することができる」「アラブ首長国連邦(UAE)に大型原発を輸出した韓国は素晴らしい技術力を持っている。SMRも同じだ」と述べた。
アリソン氏は『放射能と理性』の冒頭で「科学は狂気と迷信に対する最高の解毒剤だ(アダム・スミス)」と書いた。アリソン氏は「未来を担う子供たちにまずは原子力について正しく教える正しい科学教育を行うべきだ」「これを通じて原子力の恩恵をしっかりと理解できるようになり、政治家の言葉で恐怖を感じなくなるだろう」と期待を示した。
ユ・ジハン記者