民主労総、深夜に光化門で「ゼネスト決議大会」…歩道を占拠して酒盛り /ソウル

 16日、ソウル中心部で全国民主労働組合総連盟(民労総)傘下の全国建設労働組合(建設労組)が「1泊2日ゼネスト決議大会」を開き、解散せずに集会を続けていた。ソウル・光化門とソウル市庁付近の歩道では、一部の組合員たちが夜11時を過ぎても敷物を広げて酒盛りをしていた。

【写真】民主労総「ゼネスト決議大会」、光化門のコンビニ横にゴミの山

 民労総系の建設労組は同日午後2時から、焼身自殺により今月2日に死亡した建設労組江原支部所属幹部(50)を追悼し、「労組弾圧中止」「強硬捜査の責任者処罰」「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権退陣」などを要求する「烈士精神継承全国建設労働組合ゼネスト決議大会」を開催した。

 集会後、野宿を始めたメンバーたちは地下鉄・光化門駅近くの東和免税店からコリアナホテル前までの歩道などに敷物を広げて集まり、酒盛りをしたり、寝袋に入って野宿をしようとしたりしていた。

 歩道のあちこちではメンバーたちが飲んで捨てた焼酎の空き瓶・ビールの空き缶・タバコの吸い殻などが積もっていた。特に、集会が行われた道路付近の路地は喫煙をするメンバーたちのせいで鼻をつまんだり眉(まゆ)をひそめたりする通行人が目についた。

 当初、メンバーたちが警察に届け出た集会時間は同日午後5時までだった。このため、警察では同日午後5時から届け出のない集会の開催を中止するよう警告のアナウンスを行い、自主解散を勧告した。しかし、昨年10月に発生した「梨泰院(イテウォン)ハロウィーン雑踏事故」の死亡者を追悼する集会に参加するとして、メンバーたちはその場を動かなかった。

 メンバー約5000人は追悼集会が終わった午後8時以降もソウル広場・清渓広場・東和免税店前の歩道に敷物を敷いて居座った。そのうちメンバー約1600人は午後8時30分、ソウル行政裁判所の許可に従い、韓国大統領室がある同市竜山区に向かって行進した。

 建設労組が同日午後2時から退勤時間以降も世宗大路8車線のうち4車線を占拠したまま集会を続けたため、ソウル中心部の交通渋滞は深刻になった。

 民労総は建設労組の集会を17日まで続ける方針だ。その後、金属労組ゼネスト(31日)などへと韓国政府に対する闘争戦線を拡大する方針だ。

イ・ミナ記者

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  • ▲16日夕、ソウル市内の光化門大路で集会を行う民労総系の建設労組。写真=イ・ミナ記者
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