1-3月韓国KOSPI上場企業収益が半減、2009年金融危機以降で最悪

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 韓国取引所のメーンボードに相当する有価証券市場(KOSPI)上場企業による今年1-3月の収益は前年同期比で半減し、1-3月としては世界的な金融危機当時の2009年以後で最悪を記録した。最大の輸出品目である半導体の景気低迷が業績悪化につながった。

【グラフ】KOSPI上場企業の1-3月業績

 韓国取引所と韓国上場会社協議会によると、KOSPIの12月決算企業622社による第1四半期の純利益(連結ベース)は18兆8424億ウォンで、前年同期を58%(25兆6779億ウォン)下回った。営業利益も25兆1657億ウォンで、前年同期(53兆2592億ウォン)に比べ53%減少した。1-3月の営業利益が減少したのは、新型コロナ流行初期の2020年以来3年ぶりだ。

 上場企業の利益が50%以上減少したのは、2009年以来で初めてだ。09年には営業利益と純利益が前年同期比でそれぞれ57%、82%減少した。

 売上高は697兆3744億ウォンで、前年同期を5.7%上回った。それでも利益が急減したのは、収益性が悪化したことを示している。ウォン安・物価高・高金利が依然として企業に重荷となった。

 年初来の半導体景気は世界的な景気低迷の影響で記録的な悪化を示した。1-3月のDRAMの平均国際価格は、昨年10-12月に比べ20%下落した。サムスン電子の1-3月の営業利益は6402億ウォンで、前年同期(14兆1214億ウォン)に比べ95%も急減した。SKハイニックスは前年同期2兆8596億ウォンの黒字から今年1-3月は3兆4023億ウォンの赤字に転落した。専門家は今年通年でも上場企業の業績が後退するとみている。

崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者、権純完(クォン・スンワン)記者

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